岡田奈々が『AKB歌唱力No.1決定戦』で初優勝 48Gが持つ潜在力の秘密
AKB岡田奈々が歌唱力女王に輝く裏で、生放送中のアクシデントに見舞われるも驚異のポテンシャルを発揮したメンバーにも注目。
■地上波放送への展望も
またTBSの竹中優介プロデューサーは、大会終了後にTwitterの「スペース」を使って、黒沢や会場に来ていたファンらと対談。そこで竹中Pは、今大会を地上波で放送する野望について言及していた。
竹中Pはすでに、『AKB裏ストーリー』シリーズ(TBS系)などで、TBSチャンネルと地上波のTBS系列の両方をうまく使い分け、放送している。生中継も1つのウリとなり、深夜地上波放送をメインにするわけにはいかないだろうが、深夜地上波放送への輸出は難しくないのかもしれない。
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■アイドル歌唱力大会の展望
また竹中Pは、同時に「大会を広げていきたい」とも語っている。これは一般的なもので、単に地上波でも放送したい趣旨と同様だろう。
しかし、今大会の想像を超えるレベルアップを同時に絶賛する竹中Pの趣旨からすれば、どこまでも大会を大きく広げていく趣旨としても間違いではないと思われる。
歌唱力大会を大規模に行えるのは、アイドルならでは。スキルの1つを競う賞レースが開催されるのは、『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)を彷彿(ほうふつ)とさせる。
■48Gのポテンシャル
本職歌手と競っても遜色のないレベルに至ったといってよいとも思われる48グループ(AKB48およびその姉妹グループの総称)を中心として、「歌唱力No.1決定戦」がアイドル界のどこまで広げられるか。
その展望は、地上波特番で『AKB48選抜総選挙』(フジテレビ系)を成し得た48グループだからこそ、期待が可能なものなのだ。その未知の可能性は、まだまだ捨てたものではないだろう。
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(文/メディア評論家・宮室 信洋)