ダイソー、価格設定が大幅にバグりだす 謎の「白い液体」にユーザー大歓喜

ダイソーで発見した、とある白い液体。こちらに秘められた「驚くべき性能」が大きな話題となっているのだ。

2022/02/01 04:45



■他メーカーと「金額」を比較して驚き…

前述の通り「ものづくり」に造詣の深いゆうすけさんは、材料探しのため、毎日のようにDAISO店舗へ通っているそう。

取材を快諾してくれたゆうすけさんに、まず「ジェッソとは何ぞや?」という初歩的な質問を投げかけると、「ジェッソは通常、油絵などのキャンバスの下地に使われるものです」「これを下地に塗った場合、地の色を隠す隠蔽力が高いので色がきれいに塗れるようになり、色の乗りが段違いに良くなります」という、工作やDIY、美術に疎い記者でも非常にイメージしやすい、丁寧な回答が返ってきたのだ。

ゆうすけさんは普段、アート素材の製造・販売を行なう「リキテックス」のジェッソを使用していたのだが、こちらは1,200mlの商品が約4,000円と、決して安くはない金額である。

そんな「ジェッソ界隈」にDAISOが突如、100円の商品を掲げて参入してきた構図となったため、ゆうすけさんは「少量でも気軽に使えるDAISOのジェッソは、革命的だと思います」と自身の思いを語っている。

ゆうすけさん作品

なお「金属風の塗装」の発色を良くするためには、黒い下地を作る必要があるため、DAISOの白いジェッソを使用する際は、塗布して乾燥させてから「黒色を重ねる」手順が発生するそう。

「リキテックス」では元から黒い「ブラックジェッソ」を展開しているので、ゆうすけさんは「DAISOでもいずれ出してもらえないかなと期待しています」「工作する人には確実に需要があります」と、笑顔で語ってくれたのだった。


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■ジェッソの「性能」がとにかくすごい

公私共に「ものづくり」に心血を注いでいるゆうすけさんは、神奈川県横須賀市の企業「坂庭資源開発」とタッグを組み、同社提供の廃材を利用して作品を作る…といった具合に、海洋プラスチック問題に対する取り組みも実施中。

ゆうすけさん作品

なお、プライベートでの作品を数点見せてもらったところ、ひときわ記者の目を引いたのは、ジェッソの驚くべき「効力」である。例えば、元々はDAISOの玩具や、お菓子の容器を材料として製作した作品にジェッソを塗り、塗装を行なうと…。

ゆうすけさん作品

それまでカラフルな「合体ロボット」的な装いだった作品が、数千年の時を経て現世に甦った「古代兵器」のような外見に変化していたのである。

もちろん、ジェッソあってこそ可能な離れ業だが、ゆうすけさんの技術力・発想力にも舌を巻くばかり。


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■DAISOの「レスポンス」も最高すぎる

続いては「大創産業」に詳しい話を聞いてみると、DAISOが「ジェッソ」の販売を開始したのは、2020年の3月下旬ごろからと判明。

ジェッソ

販売開始の経緯について、広報の担当者は「当社の水性塗料では、木製品を中心としたものにしか使用が難しかったのですが、木製品以外にも多目的で使用頂くために導入を致しました」と語っている。

今後のバリエーション展開について尋ねると、「増やす予定は考えておりませんでした」という回答が返ってきたのだが、ゆうすけさんも熱く語ってくれた「ブラックジェッソ」の有用性について触れたところ、「情報を集め、必要に合わせて導入を検討致します」というコメントも見られたのだ。

ユーザーの希望や声に対して真摯に耳を傾けるこの姿勢こそ、DAISOが多くのユーザーに愛され続ける証左に他ならないだろう。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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