ダイソー、価格設定が大幅にバグりだす 謎の「白い液体」にユーザー大歓喜
ダイソーで発見した、とある白い液体。こちらに秘められた「驚くべき性能」が大きな話題となっているのだ。
■他メーカーと「金額」を比較して驚き…
【驚愕】俺達のダイソー
ジェッソまで売り出すとは思わないじゃん。
これはスクラップビルドに必須とも言える下地材だよ。これを塗って乾かした後に黒を塗って銅と金をスポンジでポンポン乗せてアクリル絵の具で汚すだけでこういう塗装ができるよ。
なんなら全部百均で揃うよ。引くわ。 pic.twitter.com/c8LzFkCmir— 武器屋ゆうすけ@装備していくかい (@arai4126) January 18, 2022
前述の通り「ものづくり」に造詣の深いゆうすけさんは、材料探しのため、毎日のようにDAISO店舗へ通っているそう。
取材を快諾してくれたゆうすけさんに、まず「ジェッソとは何ぞや?」という初歩的な質問を投げかけると、「ジェッソは通常、油絵などのキャンバスの下地に使われるものです」「これを下地に塗った場合、地の色を隠す隠蔽力が高いので色がきれいに塗れるようになり、色の乗りが段違いに良くなります」という、工作やDIY、美術に疎い記者でも非常にイメージしやすい、丁寧な回答が返ってきたのだ。
ゆうすけさんは普段、アート素材の製造・販売を行なう「リキテックス」のジェッソを使用していたのだが、こちらは1,200mlの商品が約4,000円と、決して安くはない金額である。
そんな「ジェッソ界隈」にDAISOが突如、100円の商品を掲げて参入してきた構図となったため、ゆうすけさんは「少量でも気軽に使えるDAISOのジェッソは、革命的だと思います」と自身の思いを語っている。
なお「金属風の塗装」の発色を良くするためには、黒い下地を作る必要があるため、DAISOの白いジェッソを使用する際は、塗布して乾燥させてから「黒色を重ねる」手順が発生するそう。
「リキテックス」では元から黒い「ブラックジェッソ」を展開しているので、ゆうすけさんは「DAISOでもいずれ出してもらえないかなと期待しています」「工作する人には確実に需要があります」と、笑顔で語ってくれたのだった。
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■ジェッソの「性能」がとにかくすごい
公私共に「ものづくり」に心血を注いでいるゆうすけさんは、神奈川県横須賀市の企業「坂庭資源開発」とタッグを組み、同社提供の廃材を利用して作品を作る…といった具合に、海洋プラスチック問題に対する取り組みも実施中。
なお、プライベートでの作品を数点見せてもらったところ、ひときわ記者の目を引いたのは、ジェッソの驚くべき「効力」である。例えば、元々はDAISOの玩具や、お菓子の容器を材料として製作した作品にジェッソを塗り、塗装を行なうと…。
それまでカラフルな「合体ロボット」的な装いだった作品が、数千年の時を経て現世に甦った「古代兵器」のような外見に変化していたのである。
もちろん、ジェッソあってこそ可能な離れ業だが、ゆうすけさんの技術力・発想力にも舌を巻くばかり。
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■DAISOの「レスポンス」も最高すぎる
続いては「大創産業」に詳しい話を聞いてみると、DAISOが「ジェッソ」の販売を開始したのは、2020年の3月下旬ごろからと判明。
販売開始の経緯について、広報の担当者は「当社の水性塗料では、木製品を中心としたものにしか使用が難しかったのですが、木製品以外にも多目的で使用頂くために導入を致しました」と語っている。
今後のバリエーション展開について尋ねると、「増やす予定は考えておりませんでした」という回答が返ってきたのだが、ゆうすけさんも熱く語ってくれた「ブラックジェッソ」の有用性について触れたところ、「情報を集め、必要に合わせて導入を検討致します」というコメントも見られたのだ。
ユーザーの希望や声に対して真摯に耳を傾けるこの姿勢こそ、DAISOが多くのユーザーに愛され続ける証左に他ならないだろう。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)