『破壊神マグちゃん』最終回 日常系漫画が『少年ジャンプ』で連載維持できた理由
映画『クレヨンしんちゃん』級のポテンシャルも見られた『破壊神マグちゃん』を振り返る。
『週刊少年ジャンプ』で『破壊神マグちゃん』が、最終回を迎えた。9巻まで単行本を発行見込みのこの漫画の魅力について振り返りたい。
■『破壊神マグちゃん』の最終回
『ジャンプ』で、約1年半に渡り連載を続けた『破壊神マグちゃん』が、本日、7日発売の『ジャンプ』10号で最終回を迎えた。現在、『ジャンプ』で、目的に向かってストーリーが進む漫画やバトル漫画以外で、人気を獲得し続けるのは非常に難しい。
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■『マグちゃん』のあらすじ
この世界における上位存在である破壊神マグ=メヌエクが、弱体化したままではあるが封印を解かれ、1人暮らしをする女子中学生・宮薙流々(みやなぎるる)の前に現れる。
マグちゃんは優れた知能で、流々の下で現代の日本を学習し、基本的には流々の子供のように過ごしながら、ときに「破滅」の権能で流々を救う。他にもいくつかの邪神が現れ、友人などの家に住み着きながら、展開していくほのぼのコメディである。