北乃きい、おじさん(脳内)はウェルカムも… 「生まれ変わっても女性がいい!」
『おじさんが私の恋を応援しています(脳内)』主演の北乃きいが語る、作品の見所は?
■全8話、8日撮影
―――共演のアキラ100%さん、笹森裕貴さんの印象は?
北乃:笹森さんはお若いんですけど、すごく真面目で、お芝居をしている時は年の差を感じないです。普通に話しているときは若いなと思いますけど。
アキラさんは、初めは緊張していたんですけど、気さくに話しかけてくださって。アキラさんの言ったことや行動で、スタッフさんが笑ってる穏やかな現場になりました。笹森さんも凄い天然なんで、みんなで笑ってました。
スタッフさんも役者さんも温かい人ばかりで、8日間ではもったいない現場でしたね。
―――8日間?
北乃:全8話を、8日で撮ったんです。ありえないスケジュールでしたけど、撮り切ることができました(笑)。
テストの時間もなく、そのまま本番にいくことも…。監督が『もう次、本番でいっちゃおうかな』って言ったときに、みんなが対応できる。そのプロの集団が、かっこいいなって思ってます。次の現場でテストって言われたら、『テストやるの!?』って思うかもしれません(笑)
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■グリーンバックに苦戦も…
―――しかも今回は、まつりとおじさんの1人2役。
北乃:3行のセリフがあったら、まつり→おじさん→まつり、みたいな感じで、瞬発力が大切で。コツを掴むまでは大変でしたけど、ベースができたらやりやすくなりました。
グリーンバックのシーンも多くて。デビュー間もない頃だったら、無理だった気がします。撮影は8日間だし、台本も直前に上がってきたので、なんとか(笑)
―――原作や台本を読ませていただきましたが、映像でどうなるのか想像がつかなかったです。
北乃:わかります! CGが多いのでト書きじゃわからなくて。『どういうことだろう?』って思うシーンばかり。
―――グリーンバックでの撮影は、やっぱり大変でしたか?
北乃:何もないところで何かがあると思って演じる。原点に返った感じでした。でも、やっぱり難しくて…悔しさもありました。海外作品のメイキングとかたくさん見ましたけど、(CGを使うのは)アクションが多いんです。ただ、アクションのほうが難しい。『ゲゲゲの鬼太郎』でやったときも、すごく難しかったんです。その時に比べたら、感情でできるお芝居だから『プロ根性をみせないと!』って思って。