周囲から「この人は信頼できる」と思われる人の特徴 約9割が共感
いざというときの対応で、周囲からの信頼を失ってしまうことも…? 当たり前のようでなかなかできない“誠実な対応”。
■社会に出て分かった「父の言葉」の意味
編集部が話を聞いた20代会社員の女性・Aさんは、「幼い頃から、父から『すぐに相手のせいにするな、揉め事が起こったら、自分にも必ず非があると思え』と言われて育った」と話す。
「子供の頃は、口うるさい父の小言のように思っていましたが、自分が働くようになってから、『父が私に教えたかったこと』の本質が理解できるようになりました」という。
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■残念に思ってしまった上司の言動
「私の上司は、入社したときから仕事に厳しい人という印象だった」そうだが、「あるとき、社内でちょっとしたトラブルがあり、状況を整理してみたら、明らかにその上司の指示にミスがあったんです。でも、よく事情を知らない人たちから新入社員の子が疑われてしまっていて」。
「そこで、上司から『悪かったね』のひとことがあれば平和に解決したのに、しれっとその新入社員の子の確認ミスのような形で片付けられてしまい…。尊敬していただけにすごく残念に思ってしまいました」「そのとき、父の言葉が蘇りましたね」と話していた。
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■「大人は謝れない人が多い」
また、50代女性のBさんも「具体的にこれといったエピソードはありませんが、やっぱり大人は謝れない人は多いのではないかなと思います」と話す。
以前、コールセンターでオペレーターの仕事をしていた30代女性のCさんも、「我々オペレーターからとくに信頼されていた社員さんは、笑顔で優しいだけではなくて、お客様への対応も親切で誠実。こちらに不手際があった際の謝罪対応が上手くて、みんなその人をお手本にしていた」と、“何がいけなかったのか”をきちんと理解し、誠実な対応ができることの大切さを学んだという。
何でもかんでもすぐに謝ればいい…というわけでもないが、何か自分が間違えてしまった場合には、相手への誠実な対応を心がけたい。
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(取材・文/Sirabee 編集部・衣笠 あい)