新鮮な魚が皿の上で動く動画が海外で話題 「生きたまま食べるのか」と誤解も
海のエイリアン「ワラスボ」を食べる動画で外国人がパニック? コメント欄で食文化に対する溝が浮き彫りに…。
■冷静なコメントも
なお、映像を見る限りワラスボは「生きたまま」食べられているのではなく刺し身にされている。しかし活け造りでは魚の原形を模して並べることも多いため、海外の人々に誤解を与えてたのかもしれない。
生きたまま捌くという工程については賛否があるものの、コメントの中には、動画のワラスボの頭部が動いたのは「神経系がまだ働いていたのだろう」という冷静な見方もあった。
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■佐賀県で愛されるワラスボ
ワラスボは日本では有明海にしか生息しないハゼの仲間で、少々グロテスクな姿から「佐賀のエイリアン」とも呼ばれている珍しい魚だ。
一方で味は良く、干物や刺し身、ふぐのヒレ酒のような「すぼ酒」などが地元の人々によって楽しまれている。「ワラスボ」の頭文字を取った「WRSB」なる公式サイトも存在するほどである。
そんなクリーチャーじみた見た目も、今回の動画の拡散に一役買ったのかもしれない。