ラーメン屋で出会った調味料、パワーが強すぎて「あの幻聴」が聞こえると話題に…
あるラーメン屋の卓上で、一風変わった調味料を発見。その名称を受けて「幻聴」が発生する人々が続出しているのだ…。
■製造者の熱い気持ちが最高に「パワー」
ヤー!/ pic.twitter.com/OpbD6sCbIw
— whezavy®︎ (@whezavy) March 17, 2022
件のツイートを受けて「なかやま粉にんにくん」でググった人の多くが、最初にこちらの「うろこ市」のページに到達したことだろう。
まずは同社に「なかやま粉にんにくん」の詳細を尋ねると、こちらの商品は中山亮氏が代表を務める「なかやま農園」にて製造されていることが判明。
同農園が北海道稚内市の畑にて無農薬で栽培している「なかやまにんにくん」を、広く稚内市民の家庭料理に使用してもらいたいと願い、新たな加工品として開発したのが「なかやま粉にんにくん」となるそうだ。
元々は粉にんにくより先に、生にんにくや熟成にんにくの栽培を手掛けており、これらの「にんにくづくり」は地域おこしの一環として行なっているというから、熱い地元愛が感じられる。
ちなみに「なかやま粉にんにくん」の原材料は稚内産のにんにくのみで、こちらを粉末にして瓶詰めしているのだ。
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■製造過程も微笑ましい
なお同農園では、にんにくの植え付けから加工まで手作業で行なっており、粉にんにくの製造時は文字通り「一家総出」で取り組んでいることが判明。
粉末にするのは「おじいちゃん」「おばあちゃん」の仕事で、瓶詰めやラベルのシール貼りは中山氏の「子供たち」が担当しているそうだ。さらにラベルシールには、中山氏の「音楽仲間」が描いた中山氏そっくりの似顔絵がデザインされており、様々な「縁」を感じさせる商品といえるだろう。
気になる購入方法については「稚内市内のスーパーやお土産もの店で販売しております」「当社うろこ市は、店舗での販売のほか、ネットショップにて通信販売を実施しております」とのこと。
「なかやま粉にんにくん」は毎年8月に新物が完成して翌年5月ごろに完売するのが通例だが、今年は4月上旬時点で既に「うろこ市」ネットショップでも「売り切れ」の状態となっており、前出のツイートの影響力が伺える。次回の入荷については、8月頃を予定しているそうだ。
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■他にも北海道の魅力タップリ
今回の取材を快諾してくれた「うろこ市」は、海産物直売所「うろこ市」や、食事処「海鮮炉端うろこ亭」を営業するなど、北海道のグルメに関する事業を手広く展開している。
話題となった「なかやま粉にんにくん」のほか、鱈の白子と塩で作ったかまぼこ「真鱈のたちかま」が売れ筋商品。同社のたちかまは「もちもち」「ぷるぷる」「プリプリ」「ツルツル」などのフレーズひと言で表現するのが難しい、独特の食感が特徴的なのだそう。
担当者は「直売所での販売のほか、お食事処のおみそ汁に入れてご提供しておりますが、お召し上がりになったお客様に『おみそ汁に入っている白いものは何ですか』とお問合せ頂き、そのまま直売所でご購入頂く流れが多いです」と、商品の根強い人気を裏付けるエピソードを語ってくれたのだった。
もちろんこちらもネットショップで取り扱っているので、気になった人はぜひ購入してみてはいかがだろう。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)