TSUTAYAで借りたDVD、ラベルに予想外の「4文字」が… 全コロニーに衝撃走る
レンタルショップで借りた『ガンダム』のDVDだが、記されていた名前に衝撃を受けたユーザーが続出しているようで…。
■DVDに収録されていたのは…
なんなんだよグレートガンダムって… pic.twitter.com/NVxbh2TNHt
— きるしゅっ!@重花粉症 (@alone_CHG86) March 13, 2022
話題のツイート投稿主・きるしゅっ! さんに詳しい話を聞くと、件の「グレートガンダム」はある日、父がTSUTAYAにて借りてきたDVDに記されていたものと判明。
気づいた際は「グレート!? ゴッドじゃないの!?」と感じ、親子揃って思わず爆笑してしまったそう。なお、実際に『Gガンダム』でなく『グレートガンダム』という超レア作品であった可能性も捨てきれない…ということで念のため確認しておくと、やはり通常の『Gガンダム』が収録されていたことが分かった。
ちなみに『Gガン』でゴッドガンダムが登場するのは物語後半となるため、きるしゅっ! さんは「ネタバレを配慮してこの表記になったのかもしれない」とも考察していたそう。
ちなみに往年の『ガンダム』作品でも『機動戦士Zガンダム』『機動戦士Vガンダム』『新機動戦記ガンダムW』といった具合にタイトルにアルファベットを冠するケースは珍しくないのだが、それぞれ公式の読み方は「ゼータ」「ヴィクトリー」「ウイング」となり、各アルファベットが「何の略称なのか」が明確に提示されている。
…となってくると、やはり『Gガンダム』だけ読み方が「ジーガンダム」というのは明らかに不自然。製作側が何らかの意図を込めていることが伺えるのだ。
そこで今回は、全シリーズの中で「Gガンが最も好き」と公言してはばからない男性(以下、フハジンさん)と、「大切なことは全てコミックボンボンから教わった」と語る男性(以下、光のアフロマンさん)の両名に、『Gガン』に関する見解を尋ねてみることに。
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■『Gガン』の「G」はかなり深かった…?
まずは開口一番、「GガンのGって何の略でしょうか?」と尋ねると、両名とも口を揃えて「ゴッドガンダムでしょう」と回答。
念のため「グレートガンダム」と書かれたDVDを確認してもらうと、光のアフロマンさんからは「かつて『ボンボン』で連載していた漫画『超戦士ガンダム野郎』にグレートガンダムという機体が登場しますが、Gガンとは無関係になります」という補足も見られたのだ。
また、作中では「ガンダムファイト」優勝者に「ガンダム・ザ・ガンダム」という称号が与えられるため、「Gガンダム」という呼び名は「ゴッドガンダム」と称号のダブルミーニングになっている、という見方もあるよう。
さらに興味深いのが「初代ガンダム」こと『機動戦士ガンダム』のセルフパロディという説で、同作のロゴは「機動戦士ガンダム」と「GUNDAM」という英語表記が一体となったデザイン。
しかしアルファベットの「G」が大きすぎるため、「機動戦士Gガンダム」という表記に見えなくもないのだ。『Gガン』はガンダム生誕15周年を記念して制作された作品となるため、初代『ガンダム』のロゴ事情から「Gガンダム」という名称の着想を得た…という説は、あながち間違いではなさそうである。
今でこそ多くのファンを獲得している『Gガン』だが、放送当時は従来の「ガンダム観」からかけ離れた内容に賛否の声が続出。しかし『Gガン』を愛するフハジンさんは、そうした要素こそが同作の魅力であると断言する。
「放送当時は私も幼く『ガンダムが殴り合ったり派手な必殺技を出す』といった熱い展開や奇抜さに夢中になっていました」と前置きしつつ、「大人になってから観ると『ガンダムファイト』という代理戦争の形や地球環境問題、家族・異性・師弟・拳を交えた戦友との様々な『愛』など多数のテーマが盛り込まれていることに気付き、さらにのめり込むようになっていきました…」と、熱い作品愛を語ってくれたのだ。
そんな『Gガン』は現在、YouTubeチャンネル『ガンダムチャンネル』にて第1話が視聴可能。未視聴の人はぜひチェックしてみてはいかがだろう。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)