武田鉄矢、白洲次郎が住んだ邸宅を突撃 BSテレ東「昭和の日」は特別企画が続々

武田鉄矢・アンガールズ田中・遼河はるひが昭和の偉人・白洲が住んだ「武相荘」などを訪れる。

2022/04/21 16:00



■作曲家・市川昭介を特集

夜6時4分から放送の『昭和歌謡を率いた作曲家・市川昭介3時間スペシャル』では、昭和の名立たる名曲を作り上げた、作曲家・市川昭介を特集。都はるみ、島倉千代子、美空ひばりなど、ヒット曲目白押しだ。

手がけた曲はおよそ3,000。独学で作曲法とピアノを学び、数多くのヒット曲を生み出した稀代の昭和演歌のヒットメーカー、市川。都はるみを見出し、「アンコ椿は恋の花」はミリオンセラーとなり、その後も「涙の連絡船」「好きになった人」などヒット曲を連発。国民的演歌歌手に育て上げた。

さらに、水前寺清子「涙を抱いた渡り鳥」、大川栄策「さざんかの宿」、島倉千代子「恋しているんだもん」、五木ひろし「細雪」など、大衆に愛されたヒット曲を世に送り出した。市川の門下生・大川と、市川の名前をもらった歌手、市川由紀乃が番組ゲストに。

『昭和の日』SP

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■「厳しいが愛情に満ちた言葉」

大川からコメントが寄せられた。

大川:私は 33 歳の時、市川先生から「その場でこれから先飯が食えるのか」と、のど元にドスを突き付けられたような厳しい言葉を投げかけられ、生まれた歌が「さざんかの宿」ということになった。後にして理解できる訳だが深い深い愛情に満ちた言葉だったと思う。


流行歌の大事なことはその時代に合ったテーマをいかに時代に合った歌手の声とキャラクターで世の中に問うか。市川先生はその事を的確に見通せた人でそれもまた、稀有な才能でそのマッチングの程の良さが市川メロディの心地良さと暖かさが師の身上だ。


それを表す技量は卓越している。幼少期に経験した悲惨な戦時環境が、その無力感から立ち上がり人に揉まれ続け身につけた人懐っこい笑顔。誰にも好かれたあの笑顔 が忘れられない。


武田鉄矢さんの名調子で3時間に及ぶ昭和を逞しく駆け抜けた市川昭介物語を改めてテレビ桟敷で楽しみたい。


■「懸命に夢を追い続けた」

市川からもコメントが届いた。

市川:悲しい歌をうたう時は少し微笑んで歌ってごらん。その方が切なさが伝わるから…。真剣に音楽と向き合い、懸命に夢を追い続けた市川先生の、細やかなお人柄が窺われるご指導を思い出します。


今回、改めて先生の名曲に触れ、都はるみ先輩とのエピソードなどを知ることで、自分がいかに素晴らしい師に教えを受けることができていたかを今一度噛み締めることができました。これからも先生に続く歌の道を大切に一歩ずつ歩んで参ります。

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■「昭和」に関連する番組を特別編成
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