「ロシア語専攻の学生がウクライナ語を勉強」 東京外国語大学に聞いた学生の”変化”
東京外国語大学がウクライナ語講座を開催している。100人超の学生が申し込むなど反響が大きかったようで…。
ロシアによるウクライナ侵攻が始まって2か月が経過した。日本では「ロシア語隠し騒動」など一部混乱も見受けられるが、そんな中、27日から東京外国語大学では「ウクライナ語講座」をスタートした。東京外大に問い合わせると、ウクライナ情勢を受けて学生の「変化」が明らかになって…。
■日本にも影響が
ロシアによるウクライナ侵攻が日本でも暗い陰を落としている。3月にはロシア料理店の看板が何者かによって壊され、4月にはJR東日本が恵比寿駅(東京都渋谷区)に設置されたロシア語の案内表示を「調整中」という紙で覆い隠していたことが発覚した(現在は復活)。
何の罪もないお店や言語が槍玉に上がるなど、各地で不穏な話題が続いている。
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■東京外国語大学の試み
そんな中、東京外国語大学(東京都府中市)の取り組みに注目が集まっている。22日から、ウクライナ人の避難民を受け入れる自治体などの職員向けに、オンラインによるウクライナ語の入門講座を開講したのだ。
辛い思いをした人たちに寄り添いたいと思っても、言語の壁を感じていた人にはありがたい試みに違いない。さらに、27日から東京外大の学生を対象に緊急ウクライナ語講座も始まった。
同校のホームページによると、ウクライナ語初習者向けの講座で、6月1日まで全6回を予定。講義はオンラインで行われ、ボランティアなどウクライナ支援活動をしたい学生の参加も推奨している。