コロナ禍でも鼻くそをほじって食べる人たち 30代女性では4割弱が…
鼻くそをほじって食べる…オジサンや子供がやりそうな癖に思えるが意外にも…。
「なくて七癖」ということわざもあるが、一度身についた習慣は、良いものも悪いものもなかなか抜けづらい。
中でも、新型コロナウイルス感染拡大が収まらない状況の中、「鼻くそをほじって食べる」という癖は、不潔で気持ち悪いだけでなく、感染リスクにもつながりそうに思われる。
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■4割が鼻くそ食べた経験者
Sirabee編集部が全国10〜60代男女1,000名を対象に調査したところ、「鼻くそをほじって食べたことが一度もない」と回答したのは、全体の63.8%。
「よく食べる」と答えたのは3.4%。「たまに食べる」は7.6%。「(よく・たまには食べないが)食べたことがある」と答えた人は25.1%だった。
コロナ禍の現在でも、1割の人はかなり習慣的に鼻くそを食べており、また全体の4割弱は鼻くそを食べた経験者であることがわかった。
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■40代までは女性も3割超
この調査結果を男女年代別で分析してみると、さらに興味深いことがわかる。経験者の割合が最も高いのは30代男性で51.4%。10〜20代男性が50.0%で続く。
3位は40代男性39.9%が経験者と回答したが、じつは10代〜40代では女性の割合もかなり高いのだ。
10代〜30代女性では4割に迫り、40代でも3割台前半。「鼻くそをほじって食べる」という癖は、今回の調査においては比較的若い世代の習慣だという可能性が浮き彫りになった。
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■ウイルス取り込むリスクも
鼻くそは、鼻汁など鼻粘膜から分泌された粘液にほこりや塵などが混じり、ある程度水分が蒸発して粘度を増したもの。鼻毛には肺に取り込む空気からゴミやウイルスなどを取り除くフィルターの役割があり、鼻くそには細菌やウイルスが含まれている可能性がある。
鼻をほじることで、手指についたウイルスが鼻の中に付着するリスクに加え、鼻くそを食べるとせっかく人体がフィルタリングした菌やウイルスをあらためて口から取り込んでしまうことにもつながりかねない。
少なからぬ人がついつい行なっていることが判明した癖だが、少なくともコロナ禍の今は控えておいたほうがよさそうだ。
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名 (有効回答数)