役所広司、ヴィム・ヴェンダース監督新作の主演を担当 演じるのはトイレの清掃員
役所広司が、ヴィム・ヴェンダース監督が手掛ける映画の主演に選ばれた心境や、主演を務める意気込みを語った。
俳優の役所広司が11日、都内で開催された「THE TOKYO TOILET Art Project with Wim Wenders」の記者発表会に、監督のヴィム・ヴェンダース、プロジェクトオーナーの柳井康治、クリエイティブディレクターの高崎卓馬、建築家の安藤忠雄、渋谷区長の長谷部健と共に出席。
ヴェンダース監督が手掛けるトイレを舞台にした映画の主演を務める心境を語った。
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■断る俳優はいない
ドイツ出身の映画監督、ヴィム・ヴェンダースが最新作を現在の東京、渋谷、THE TOKYO TOILETプロフジェクトで改修された公共トイレを舞台に制作することが決定。
同作品の主演に選ばれた心境を尋ねられた役所は「舞台がTOKYO TOILETで、ヴェンダース監督が映画を撮ると聞いて、この作品の出演を断る俳優はおそらくいないんじゃないかと思います」と話す。
続けて「ヴェンダース監督の作品に参加できて、俳優になって40年、頑張ってこの業界にしがみついてきていて本当によかったです。素晴らしいご褒美をいただいたような気がします」と喜びをあらわにした。
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■とても美しい物語になる予感
主演を務める意気込みについては「トイレという場所を舞台に365日休まず1日3回、トイレを清掃する男ですけど、とても美しい物語になるような予感がしました」と口に。
また、ヴェンダース監督が同発表会で、俳優のことが好きじゃないと仕事ができないと言っていたため、役所は「今回の作品で監督に嫌われないように頑張りたいと思います(笑)」と言い、会場を笑わせた。
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■なんとか監督についていく
トイレの清掃員を演じるにあたり、どのようなイメージを持っているか問われた役所は「清掃する人たちがトイレに入って非常に汚れた状態を見たとき『どんな気持ちになるんだろう』とか、清掃員が綺麗にした後に、公衆トイレに入ってきた人間が、その美しさにどんな気持ちになるんだろうとか考えています」と答えた。
最後に「どういう撮影が続くかわからないですが、そんな中でなんとか監督についていきたいと思います」と意気込んだ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・Sirabee編集部)