上島竜兵さんが担った「お笑い史上のすごさ」の秘密 ベタ芸・復興の旗手
上島竜兵さんとダチョウ倶楽部のお笑い史上のすごさを振り返る。
■ピンでも活躍するダチョウ
また、ダチョウ倶楽部は、それぞれのメンバーもすごい。先に挙げた通り、初期のダチョウ倶楽部を引っ張ったのは、肥後のものまね芸だった。また寺門ジモンは、元祖グルメ王芸人、さらには「ネイチャージモン」として強烈な個性を放つ。
上島さんも、集団芸ばかりでもなく、先に挙げた「豆絞り」という尖った芸もある。上島さんは、『真犯人フラグ』(日本テレビ系)での強羅誠役での活躍も話題だった。
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■有吉らを育てた竜兵会
上島さんは、主に太田プロの後輩が集まる竜兵会でも有名だ。有吉弘行や劇団ひとり、土田晃之らがメンバー。再ブレイク前の有吉の面倒を見ていたことで、知られているだろう。
面倒見がよく、後輩から慕われており、また寂しがり屋でもあった上島さんの人となりが窺える。しかし、コロナ禍となり、特に芸能人は、外で飲むわけにはいかなくなったのは、上島さんに大きな環境の変化を強いていたのではないだろうか。