花嫁が式本番で別の男性と結婚 式に大遅刻した花婿に激怒し…
インドの田舎で、結婚にまつわる事件が起こった。
■伝統重んじて結婚を拒否?
この事件は、ラジャスタン州のラージガル町にある小さな田舎村チェラナ村で起こった。宗教的なしきたりや伝統を重んじる田舎では、酒を飲み、重要な儀式に遅れるなどもっての外である。
また小さな田舎町では、このような事件は噂になりやすく、花嫁親族は近所からの中傷を受けることになる。そのため、待たされることに不満を感じた花嫁側は「バーラト」を送り返すことにし、その後、花嫁を他の男性と結婚させたというのだ。
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■警察沙汰に発展
事件の翌日、花婿の家族は花嫁の家族に対して訴えを申し立てるために、ラージガル警察署に出向いた。
すると花嫁側が「花婿とその家族は、結婚式の重大な儀式に対して不誠実であり、この態度は将来も続くだろう」と主張。両当事者は警察と協議した後、結婚破棄の理由と家族の問題行動など、それぞれの訴えを書面で提出した。
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■結婚破棄はよくあることか
インドでは見合い結婚がほとんどのため、条件の合う相手を選ぶというよりも、家柄を選ぶといったほうがしっくりくる。婚約時の約束と違う場合や、不誠実な態度は結婚を破棄する理由に十分なるのだ。
よくある問題では、花嫁側が約束の持参金を用意できなかった時に、花婿側が結婚を破棄する。男尊女卑の考えが強く残る田舎では、基本的に花嫁側は弱い立場であるため、今回のケースのように花嫁側が花婿側を拒否することは稀である。
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(取材・文/Sirabee 編集部・NaganoYae)