水道橋博士、れいわ新選組から参院選比例区出馬 永田町でなく異例の街頭で記者会見
松井一郎・大阪市長から提訴されている水道橋博士が参院選出馬を表明。スラップ訴訟規制などをテーマにしていくとのこと。
れいわ新選組の山本太郎代表が出馬要請していたお笑いコンビ・浅草キッドの水道橋博士(59)が、26日、新宿西口で街頭に立ち、6月22日公示・7月10日投開票が見込まれている第26回参議院議員通常選挙への立候補を正式に表明した。全国比例区での出馬となる。
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■永田町で部屋が取れず街頭で
16日には家族の了解を得て、師匠・ビートたけしにも出馬について報告していた水道橋博士。この日は、れいわのテーマカラーである鮮やかなピンク色のトラックをバックに、山本代表とともに壇上へ。
れいわらしく街頭での第一声となったが、「衆議院・参議院の議員会館などでは大きな部屋が取れなかった」と山本代表。周辺の会議室などもあたったが空きがなかっため、メディア以外の一般市民にもオープンな街頭での記者会見にしたという。
会見を開く直前までは「新宿西口の会議室だと思っていた」という博士も「ビートニクスみたいで好き、いいじゃないですか」と評価。
入院・闘病していた7ヶ月を除いて25年間、1日も休まずブログ更新を続けており、議員になってもそのオープンなやり方は変えるつもりがないとのこと。
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■スラップ訴訟規制がテーマ
松井一郎・大阪市長から、名誉毀損で550万円の損害賠償訴訟を起こされている水道橋博士。資金力や権力を持つ者が、批判や反対意見を封殺したり、脅すことを目的に起こす裁判のことを「スラップ訴訟」というが、博士が出馬の理由としたひとつがこのスラップ訴訟対策。
米国やオーストラリアではスラップ訴訟を禁止する法規制が進んでいるとのことで、当選したあかつきには国内でも立法化を目指すという。
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■誰もが被害者になりうる
博士や山本代表が繰り返し語ったのは、スラップ訴訟のような権力の暴走が、誰に対しても起きうるということ。現在、社会的・経済的弱者が不当に訴えられた場合に身を守ることは困難だからだ。
また博士は、れいわが以前から掲げる「消費税ゼロ」や「インボイス制度導入の阻止」「憲法改正反対」など主要政策にも賛意を述べた。