「日本一美味しいソフトクリーム」は福島県にあった　作り上げた女性の勇気に感動

■想像できなかったその美味しさ

そんなこだわりのソフトクリーム、初めて食べたときは本当に驚いた。しっかり濃厚な舌触りなのに、なぜか後味がとてもすっきり、さらに自然な甘さとミルクのコクが口いっぱいに広がるのだ。

生クリームを加えたソフトクリームは後味が重く、軽いソフトクリームはさっぱりして後味が良いものの濃厚さに欠ける。そのため濃厚さと後味の良さは両立できないと思っていたのだが、きよミルクのソフトクリームはそのふたつを完璧に両立しているのだ。この味わいには北海道ですら出会えなかった。

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■代表・千葉さんの想いや勇気に感動

しかも、ただ美味しいだけでなくソフトクリーム「きよミルク」を作るあだたらのちち株式会社の代表・千葉清美さんは、福島県ではなく神奈川県の出身。

東日本大震災で大きな被害を受けた酪農家や、地域活性化のために意を決して6年かけ、あだたらのちち株式会社を設立。「きよミルク」で福島県を元気にするため、いまも奮闘している。

そんな千葉さんの強い想いや勇気、使命感が込められたきよミルクは、食べたらみんなが笑顔になる最高のソフトクリームだ。福島県に行ったら、あだたらのちちへ寄って食べてみてほしい。

また、あだたらのちち株式会社のサイトではその他の販売店舗やイベント、通販の情報も掲載されている。そちらもぜひチェックしておこう。

【きよミルク工場直売所】

住所：福島県二本松市西町 2-1

二本松市「きよミルク」のソフトクリームは、原材料の85％が生乳で添加物や生クリームは不使用。甘さも有機砂糖でつけており、無添加のため製造に4日もかかるため販売は土日だけ。それなのに濃厚なのは、材料や製造に究極こだわっているからだろう。日本一美味いソフトクリームは福島県にあった。 pic.twitter.com/ZT4BlY5qsx

— 熊田熊男 (@yamasan15588510) June 11, 2022

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（取材・文／Sirabee 編集部・熊田熊男）