身体を休めるはずが逆効果に… 7割以上の人が経験したことのある痛みとは
休日の“寝貯め”が頭痛の原因に…疲れをとるはずが思わぬ体調不良を引き起こすことも。
■疲れがとれずについ…
編集部が話しを聞いた40代の男性は、「平日にはなかなか睡眠時間を確保できないので、休日にダラダラと寝てしまいます。長く寝ると頭痛でつらくなるかもしれないと思っても、身体が疲れているので…」と、悪循環を意識しながらも、休日の睡眠を長くとってしまうのだそう。
また、在宅ワークによる睡眠サイクルの変化を感じるという30代の男性は、「在宅だと身体を動かさないし、寝る前ギリギリまで作業をしてしまったりするので、日頃の睡眠が浅くなり、常に寝不足を感じています。そのせいで、休日はなかなか起きられず、朝から体調が悪いことがよくあります」と語った。
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■“寝すぎ頭痛”の原因
そもそも、“寝すぎ頭痛”はどうして起こるのか。まず考えられるのは、脳の血管が拡張し血管を取り巻く三叉神経(さんさしんけい)が引っ張られることによっておこる「片頭痛」だそう。
深い睡眠に入ると心拍数や呼吸数が低下し、血流が緩やかになるようだが、目覚めると急に血液が流れ始めて血流が増加、急激な血管の脈動が三叉神経を引っ張ることで、ズキズキとした頭痛を感じるのだという。
もう1つの原因は、筋肉の緊張によって頭部が締め付けられるような痛みを感じる「緊張型頭痛」というものがあるようだ。寝相が悪い状態で長時間寝ていると、首や肩に負担がかかる模様。負担をかけ続け、首まわりやこめかみの筋肉が緊張することで、頭に締め付けられるような強い痛みを感じることがあるようだ。