性別の質問に答えない60代男性の献血を病院が拒否 双方の対応が物議に
66歳の男性に「妊娠しているか」の質問はアリ? 見た目と生まれの性別が一致しない可能性もあり、SNSで賛否が分かれている。
■両者の対応が物議を醸す
一方でクリニックのスタッフは、シンクレアさんが質問に答えない限り、彼の血液を受け入れることはできないと主張。一切譲歩する気はないようだ。
また、スコットランド国立輸血サービスのマーク・ターナー教授は「出生時に割り当てられた性別は、スタッフにとって常に明確であるとは限りません」とコメントしている。
しかし、SNSではこの件について、双方の主張の違いが物議を醸している。
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■質問を変えるべきだった?
確かにクリニックの主張通り、その人の現在の見た目が出生時の性別と一致しているとは限らない。よってすべての人に対して同じ質問をするのは、合理的と言える。
しかしシンクレアさんの立場になれば、ほとんど無意味な質問によって献血そのものができなくなるのは、本末転倒と感じても無理はない。
SNS上では「答えを拒否するんじゃなくて、ただノーと答えればいいのに」「66歳の男性にその質問は本当に必要?」と、両者の対応について批判の声が上がっている。
また「せっかく献血をしてくれるのだから、こういうイザコザを生まないような質問に変えていくべき」と、前向きな変化を望む声も寄せられていた。
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)