最終日の大観覧車に乗って衝撃 「絶対見ちゃいけないヤツ」が目に飛び込み…
営業最終日を迎えたお台場の観覧車。その窓から記者が目撃した切なすぎる真実。
■去来する「思い出」
1周は約15分。全高は115mもあり、最高地点に達するとかなり良い眺望が楽しめる。
「10代の頃、男仲間4人で夜乗ったなぁ…」なんていう過去を思い出しながら、フジテレビや東京ビッグサイトといったお台場エリアのランドマークを眺め続け「やっぱり一人ぼっちは寂しいもんだ」とつどつど思うのだった。
ゴンドラが下降し始めた時、眼下に「チームラボボーダレス」の建物が見えてきた。元は大型ゲームセンター「東京レジャーランド」が入っていたパレットタウン最東端の建物である。
「レジャラン、深夜までやってたからよく来たもんだなぁ」と目を細めていると、その屋根には見覚えのある薄汚れたロゴマークが…。
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■お、おまえは…!
それは「ネオジオ」のロゴ。
ネオジオとは90年代、『餓狼伝説』『サムライスピリッツ』『ザ・キング・オブ・ファイターズ』など大人気対戦格闘ゲームを生み出したゲーム会社・SNKの家庭用ゲーム機で、パレットタウン開業時、ここにはネオジオのテーマパーク「ネオジオワールド東京ベイサイド」が存在していたのだ。
しかし同社の遊園地事業は莫大な赤字を出し、わずか2年で閉園。SNK自体も約380億円の負債を抱え、2001年に倒産している。その後競売にかけられた同社権利を系列会社が落札、2016年再びSNKへ商号変更。今も話題のゲームを作り続けている。
記者も当時、このお台場のネオジオワールドと茨城・土浦にあった店舗へ遊びに行ったことがあるが、テーマパークの相次ぐ閉園は絶頂期を終えたSNKの凋落を感じさせる、なんとも悲しい思い出でもあった。
そんな見てはいけないロゴまで目に飛び込み、悲喜こもごもを体感した最後の大観覧車。無理やりなオチだが、次はどんな施設が登場するか今から楽しみである。
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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)