”楽しみながら学べる” 無印良品が手がける「防災イベント」が画期的だった

ここ数年、地震や台風など災害が多い。そんな時、無印良品が役に立ちそうで…。

2022/09/19 04:15


 


 

■今後はさらに力を…

たくさんの人を巻き込んで実施したイベントは大盛況だったようだ。「参加された方から『楽しかった』という声が多く、『勉強になった』『防災用品を揃えようと思いました』という声もたくさんいただきました。これまでは地域の店舗の意向や役所の方から相談を受けて開催させていただくことが多かったのですが、今後は被災された地域で開催し、その地域の災害特性に合った『いつものもしもCARAVAN』の開催を考えております」(前出・良品計画 担当者)。

「防災イベント」と聞くと、専門家がセミナーで話すような”堅い”イメージがあり、ハードルが高いと感じる人も多いかもしれない。その点、誰もが知る「無印良品のイベント」であることは多くの来場者数につながるのかも。


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■画期的な防災グッズ

無印防災

イベントだけでなく、防災グッズも抜かりない。非常時に使うアイテムを「いつものもしも携帯セット」(990円)、「いつものもしも持ち出しセット」(3,990円)、「いつものもしも備えるセット」(5,490円)と、利用シーンごとにわけてまとめた「いつものもしもセット」はネット上でも話題になった(値段はいずれも税込み)。

「小中大というイメージですが、単純に量を増やしたわけではありません。小の『いつものもしも携帯セット』は普段から持ち歩くもの、中の『いつものもしも持ち出しセット』は出かけるときに持っていくもの、大の『いつものもしも備えるセット』は自宅に置いておくといいものを揃えています。非常時だけでなく、日常生活で使っていただけるようになっています。実際に使っていきながら必要なものに気付き、自分仕様にカスタマイズしていただければと考えております」(前出・良品計画 担当者)。

あかり

無印良品

無印良品

前出の良品計画の担当者におすすめの防災グッズを尋ねると、「LED持ち運びできるあかり」(6,890円)と「折りたためるヘルメット」(4,990円)をあげる。「前者は、普段は充電して地震などで倒れると自動で明かりが点くようになっています。阪神淡路大震災の際は深夜に起きたため、手探りで明かりを探したという声もありました。後者は名前の通り折りたたんでファイルなどと一緒にしまえます。工事現場で使うようなヘルメットだとスペースを取るため、どうしても押入れにしまいがちになっていまいますからね」(前出・良品計画 担当者)。

万が一に備えて何をすればいいか分からない時、無印良品は心強い味方になりそうだ。

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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人

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