「サヨナラ安倍サン、アリガトウ」 2人の外国人が国葬会場に来た理由
安倍晋三元総理の国葬。数万人の一般献花者が訪れる中、記者はとある外国人カップルを見つけた。
安倍晋三元総理の国葬が27日執り行われ、献花をするため多くの人が東京・九段下「日本武道館」を訪れた。そんな中、安倍元総理に最後の別れを伝えるため外国人の姿も…。
画像をもっと見る
■2万3,000人が献花
国葬開始時刻である午後2時に、現地を取材したsirabee記者。献花の順番待ちをする一般来場者の数はすさまじく、千鳥ヶ淵を行列の先頭に、最後尾は約3km先のJR四ツ谷駅を超えるほどだった。行列を見ながら最後尾に到達するまで徒歩1時間は要するレベルだ。
政府発表(速報値)によれば一般献花者は約2万3,000人。列が一向に途切れないことから、当初予定していた献花受付時間を3時間延長して終了したという。
関連記事:「国葬会場」周辺では何が起きているのか? 周囲が騒然とする激しい怒声も…
■ブラジル人夫婦が…
一般参列者はスーツ姿のビジネスマン、年配の女性グループ、学生服姿の女子中学生、男子高校生と様々。みな手に花を持ち、2~3時間、またはそれ以上の時間をじっと待っていた。
列を見終わった記者は日本武道館にほど近い靖国神社へ立ち寄った。そこにはブラジルから来たという2人の外国人がプラカードを持ち、記念撮影に応じている。プラカードには「さよなら安倍さん、ありがとうございます。アリエータ・カルロス」という文字が記されていた。