マリトッツォのようなおつまみが話題 秋田の郷土料理をアレンジしたものだった
秋田の郷土料理が最高のおつまみに進化した。ネットではその発想に絶賛の声が続出。
■「イブリガッツォ」誕生の裏側
お酒が進むこと間違いなしの「イブリガッツォ」は、どのようにして作られたのだろう。
気になった記者が柏原さんに話を聞いてみると、「昨年末に母が友人と秋田旅行に行った際、お土産でいぶりがっこを購入しました。それを去年流行ったマリトッツォを参考に創作した形になります」と説明。
宿泊したお客に提供したところ、かなり喜んでいたそうだ。スモーキーな香りと塩味が感じられるだけでなく、クリームチーズの柔らかい口当たりにパリパリとした歯ごたえで、日本酒やビール、ワインに合うという。
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■いぶりがっこがピンチ?
今回大きな話題となったいぶりがっこは手作業が多く大量生産は難しいものの、近年は安定して製造量を伸ばしている(2014年度が250万本で2017年度は278万本)。
しかし、昨年施行された「改正食品衛生法」によって、漬物製造業が営業許可の取得が必要な業種に追加。国際標準に沿った衛生管理が義務付けられたことにより、多額の改修費がかかる生産者が続出している。
措置期間は3年間あるが作り手は零細の高齢農家が多く、秋田の郷土料理が存続の危機を迎えているのだ。
おばあちゃん作
「イブリガッツォ」 pic.twitter.com/n0S3tI5mXK— 柏原周平 (@backyennew) January 22, 2022
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(取材・文/Sirabee 編集部・Sirabee編集部)