神社で遭遇した四字熟語、キラキラネームすぎる読み方が「天才の発想」と話題に…
都内のとある神社で販売されている炭酸飲料。その「予想外すぎるネーミング」に称賛の声が寄せられており…。
■それにしてもこのカフェ、ノリノリである
神田明神のキラキラネーム飲料 pic.twitter.com/b8ARSfCFC2
— みほとけ (@mihotoke_chan) October 2, 2022
件の「神社声援」で注目を集める「MASU MASU」は「神田明神様とお客様の御縁をつなぐカフェ」というコンセプトを掲げ、2018年12月15日より、神田明神内の「文化交流館」1階にてオープン。神田明神は2030年に創建1300年を迎えるため、そちらに先立ち、記念事業の一環として建設されたものである。
「神社声援」命名の経緯について尋ねると、同店の店長からは「1300年の歴史を誇る、江戸総鎮守神田明神様からの業務依頼で商品開発がスタートとなり『神社で販売していなくて、神社らしいものを…神社で販売するからには「願い」や「祈り」を込めたものを』といったことを考えながら、神社と商品のイメージをつなげていきました」というコメントが。
「ジンジャからのエール!」が転じて「神社声援」が誕生したワケだが、こちらのオヤジギャグともとれる駄洒落について、MASU MASU店長は「駄洒落という言葉遊びは、じつは江戸時代から始まった、歴とした文化となります」「神田明神様には江戸時代に愛された文化が色濃く残っており、その江戸文化の香りをどこかに入れたかったことが、商品名決定の背景となります」と笑顔で補足しており、「文化」の観点から眺めた「駄洒落」という存在に、思わずハッとさせられる。
また、同店には話題の「神社声援」以外にも、ユニークな名前をしたメニューが揃っているようで…。
関連記事:見慣れたはずの消毒液、何かがおかしい… 背後の「3文字」が予想外すぎると話題に
■名前負けしない絶品がズラリ
今回の取材に際し、Sirabee取材班がまずオーダーしたメニューが、ゲン担ぎとして人気を誇る「勝カレー」(カツカレー)と、「生姜焼き」(ポーク神社)、そして神田明神で祈祷済みだという「神社声援」の「合格セット」と、「縁結びセット」である。
「ポーク神社」のタレには「神社声援」が使用されており、塩麹に一晩漬け込んだ柔らかく味わい深い、生姜のキリッとした風味の効いた逸品。
「神社声援」の合格セットでは「合格」と掛けた「五角」の枡が使用されているのがニクいポイントで、特に受験を控えているワケでもなく、ノリで注文した記者ですら「なんだか合格する気がしてきた…!」と、確固たる自信が湧き上がってくるほどであった。
ほんのりピンクがかったマシュマロがかわいらしい「縁結びセット」のほか、神社境内にて心を込めて手作りされ、神社境内に鎮座する「だいこく様」のご利益にあやかった「縁結びプリン」である「明神プリン」も人気メニューで、ぜひデートの際に注文してみてほしい。
締めに頼んだ「枡パフェ」は、濃厚な抹茶クリームやアイス、スポンジケーキに抹茶ゼリー、白玉、黒豆、紅茶漬けのはちみつオレンジ、チョコレートクッキーなどが盛りだくさんとなった名物スイーツで、まさに絶品であった。
1000年を超える歴史と伝統、そしてリアルタイムの「東京」が感じられる「神田明神EDOCCO café MASU MASU」に、ぜひ一度は足を運んでみてほしい。
※「神社声援」は通販でも購入可能
【店舗詳細】
「神田明神EDOCCO café MASU MASU」
東京都千代田区外神田2丁目16−2
・合わせて読みたい→『池の水ぜんぶ抜く大作戦』 徳川家康ゆかりの神社にゴールデンボンバー初参戦
(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)