脳の手術中にサックス演奏した男性患者 9時間にわたるオペで腫瘍切除
どうしても演奏能力を失いたくなかった患者のたっての希望で、ユニークな手術が実現した。
■演奏能力を残したい
脳の手術には、身体の特定の機能が失われるリスクもある。患者の男性は医療スタッフに対して、自身の音楽的な能力を維持することが彼にとって最も大切だと述べた。
そこで、彼が手術中もサックスを演奏することで、ブローニャ博士は患者の脳のさまざまな機能をマッピングすることができ、外科医にとっても非常に役に立ったという。
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■よく話し合った上で…
覚醒下での脳手術を過去何百回も行ってきたブローニャ博士は、このような複雑な手術を成功させる鍵は、患者を良く知ることだと述べており、手術前の約10日間、患者と6、7回面会を行っている。
またブローニャ博士は、脳手術においてどの機能を維持することが重要であるかについて、患者の希望を尊重することが最も大切だと語っている。
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)