約7割が「苦手」と感じる美容室での会話 コロナで”意外な変化”が起きていた…
苦手に感じてしまう人も多い美容院での会話。現役美容師に心がけていることを聞くと…。
■コロナ禍になって変わったこと
コロナ禍で美容師も客もマスクを付ける光景が当たり前になりつつある。マスクを付けるようになったことで、変わった点もあるようだ。
「ドライヤーをかける時に『乾かしますね』と声をかけたら、こちらから話を振らないようにしています。ドライヤーをかけながら話をするとどうしても声のボリュームが大きくなり、他のお客様が飛沫を気にされる可能性がありますからね。コロナ以前からドライヤー中の会話は控えていましたが、飛沫対策をする意味でも髪の毛に関する最低限のことにとどめ、話す場面と話さない場面でメリハリをつけるようにしています」(前出・佐藤さん)。
客と話す中で他愛ない雑談になることもあるが、その際も注意を払っているという。「スタッフ一同、日頃から感染対策を徹底していますが、『旅行に行った』『居酒屋に行った』といった話題は避けるようにしています。自分達がプライベートで出かけたという話題であっても気にされるお客様がいますからね。そうしたお話をする際も『こういう対策をした』というのを付け加えるようにしています」(前出・佐藤さん)。
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■共通する思いがあって…
人それぞれ考え方が異なるので、客によって話す内容も変えていることが分かる。ただ、誰と接する上でも共通していることがあって…。
「色々と制限があり、楽しみが減っていると思います。限りある中で楽しみを見つけたい方が多いので、お客様と会話する際はなるべく楽しい時間を提供できるよう心がけています。『来年は海やプールに気兼ねなく行けたらいいですよね』など、プラスの話題を出すようにしていますよ」(前出・佐藤さん)。
コロナ禍で変わった点もあるとはいえ、美容室にいる間は「少しでも快適に過ごしてほしい」という思いは変わらないのだ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人 取材協力/LonaLona Clinic 美容師・毛髪診断士の佐藤誠治さん)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)