『世界遺産』で東大寺の四季を特集 大仏の大掃除「お身拭い」にも密着
11月13日午後6時放送の『世界遺産』は、1年がかりで高精細の4Kカメラと8Kカメラで収録を行った特別編だ。
11月13日午後6時から放送される『世界遺産』(TBS系)。「古都奈良の文化財」(神社仏閣など8か所で構成)として世界文化遺産に登録された東大寺の「古都・奈良~東大寺の四季~」を特集する。
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■「奈良の大仏」の寺
奈良県奈良市にある華厳宗大本山東大寺は、奈良時代に聖武天皇(701年~756年)のときに建立された。仏教に深く帰依していた聖武天皇の時代に、仏教による鎮護国家のため国分寺、国分尼寺が日本各地に建立されたが、東大寺はその中心をなす「総国分寺」である。
天平勝宝4年(752年)には本尊である盧舎那仏(るしゃなぶつ)が開眼。東大寺は奈良時代の仏教の教理研究の中心であり、「奈良の大仏」の寺として長く信仰され、日本文化に大きな影響を与えてきた。
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■大仏の大掃除が3年ぶりに復活
そもそも盧舎那仏の建立には、当時流行していた天然痘などの疫病の社会的不安を取り除き、社会を安定させたいという願いが込められていた。東大寺では新型コロナウイルス感染症の流行が始まってからも、毎日正午、その終息を祈って大仏の前での読経が行われている。
また今年は、新型コロナのために中断していた「お身拭い(おみぬぐい)」という大仏の大掃除が3年ぶりに復活。同番組ではその様子にも密着し、僧侶や関係者が年に一度、大仏を清掃する姿を紹介する。