『ジブリパーク』が「ジブリーランド」ではない理由とは 故郷探しの探検場
『ジブリパーク』の東京ディズニーランドやユニバーサル・スタジオ・ジャパンとの戦い方。
■「再魔術化」論の「ディズニー」
社会学では、じつは、「ディズニーランド」は現代社会を象徴する典型例として、しばしば批判的にとりあげられる。
「再魔術化」論で知られるジョージ・リッツァからすれば、ディズニーは、いわば、客も含めて予定調和を繰り広げる大げさな機械仕掛けの場所といえよう。
関連記事:相川七瀬、ジブリパークで鈴木敏夫氏と2ショット 続く親交を驚く声も
■自然が主役
『ジブリパーク』には、パフォーマーが全くいない。楽しみ方も制作側は強く意図しているわけではないようだ。
よって、自然が主役であり、特定エリアだけでなく、公園全体が『ジブリパーク』でもあるのだろう。ゆえに「ゆっくり来てください」となり、「何度も」来てもらうことを目標とする。
また東海圏の伝統産業を使用するコンセプトも。「地産地消」だが、結局、愛知県の宣伝なのか、そうではないだろう。