『ジブリパーク』が「ジブリーランド」ではない理由とは 故郷探しの探検場

『ジブリパーク』の東京ディズニーランドやユニバーサル・スタジオ・ジャパンとの戦い方。

2022/11/06 13:00


 

■システムデザインでなく固有の地域

『ジブリパーク』は、ディズニーなどと違って、システマティックに作られた世界ではない。同パークは、『モリコロパーク』内にあるのが端的な象徴なのだ。

また、同パークは愛知県の中にあって、愛知県の自然や伝統工芸とも密接に結びついた「公園」。愛知県が主体ということもあるが、ジブリは愛知県という地域の自然・産業との媒介になろうとしてるようにみえる。


関連記事:あいみょん、カオナシとの2ショットに反響集まる ジブリパーク開園前日に…

 

■『ジブリパーク』という自然の故郷

『ジブリパーク』は、『ジブリパーク』で完結するものではなく、『モリコロパーク』で、また必ずしも愛知県で、完結するわけではないだろう。

愛知県の自然や産業と触れ合い、また愛知県の伝統文化を観光することを通じて、それぞれの各地域の自然・産業・伝統文化に思いを馳せることができるような、人々の故郷になろうとしているのではないだろうか。それぞれの故郷を探し求めるべく、何度も足を運べる場所として。

・合わせて読みたい→つるの剛士、初日のジブリパークでまさかの巨匠と遭遇? 「は、や、お?」

(文/メディア評論家・宮室 信洋

Amazonタイムセール&キャンペーンをチェック!

ディズニー地域温暖化ジブリ公園愛知県ジブリパーク社会学資本主義経済学者モリコロパーク長久手市ユニバ再魔術化ジョージリッツァ地産地消セルジュラトゥーシュ
シェア ツイート 送る アプリで読む

人気記事ランキング