杉村太蔵、葉梨前法相に議員辞職も求める 「カネにならない」発言を問題視
「死刑のはんこ」発言で法務大臣を辞任した葉梨康弘議員だが、杉村太蔵は「外務省と法務省はお金に縁がない」発言こそ問題だとし…。
死刑をめぐる発言などで法務大臣を辞任した葉梨康弘議員について、13日生放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)で杉村太蔵がコメント。一連の発言における“別の部分”こそが不適切だったとして、議員辞職すべきだと指摘した。
■辞任ドミノで政権の危機?
葉梨議員は9日の派閥パーティーや過去のパーティーで、「朝、死刑のはんこを押して、昼のニュースのトップになるのはそういう時だけという地味な役職だ」などと計4回発言していたことが問題視され、11日に法務大臣を辞任。
先日に旧統一教会(世界平和統一家庭連合)との関係で大臣を辞任した山際大志郎議員に続く事態に、杉村は「1国会に2閣僚の辞任ってまずありえないこと」などと岸田政権のピンチだと指摘した。
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■デーブも批判的コメント
続いては、葉梨議員の法相辞任直後、番組レギュラーのデーブ・スペクターが「いつの間にか辞任党」と自民党を皮肉ったツイートをしたことが紹介される。
直接コメントを求められたデーブは、「葉梨(前)大臣はネタで言ってるんですね。大変不謹慎でありながら4回もやってるってことですので、言葉の切り取りと言われても、死刑の問題は敏感ですので…」などと真意を説明。辞任に理解を示した。
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■一番の失言は「カネにならない」?
すると杉村は、割って入るように「葉梨さんはね、この『死刑のはんこ』も大問題だけど、『外務・法務はカネにならない』って言ってんだよ? こりゃ議員辞職すべきだよ!」とコメント。
先ほどより声を荒らげて主張すると、その後も「あれはね、許される許される発言ではないと思うね」と葉梨議員に厳しい決断を求めた。
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■外務省と法務省はお金に…
杉村が問題視したのは、9日のパーティーで飛び出したもうひとつの発言。
葉梨議員は「外務省と法務省は票とお金に縁がない。法務大臣になってもお金は集まらない。なかなか票も入らない」とも述べており、“死刑のはんこ発言”の影に隠れたが、こちらも批判を浴びていた。
大臣辞任で幕引きとなりそうな今回の一件だが、果たして葉梨議員が議員辞職を決断することはあるだろうか。
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(文/Sirabee 編集部・玉山諒太)