伊藤沙莉＆吉岡里帆、女優賞に笑顔　「共演時を思い出して、泣きそうに…」

25日、都内で「第45回山路ふみ子映画賞贈呈式」が開かれ、吉岡里帆と伊藤沙莉が女優賞を受賞。喜びの声を上げた。

■「新しい伊藤沙莉を」

「山路ふみ子映画賞」は、日本映画の振興に貢献した映画人に贈られるもの。女優賞には「本年、最も素晴らしい活躍を披露した女優に贈呈する」という審査要項が設けられている。

『ボクたちはみんな大人になれなかった』『ちょっと思い出しただけ』での演技が評価された伊藤は「2作品とも、代表作と呼べる作品になったのではないかな。心からとても大切な作品です。その作品を通してありがたい賞をいただけたこと、幸福に思っております」と挨拶。

さらに「これからも自分のやれることをもっと追求して、可能性を疑わず、自分の周りを信じて、日々感謝を忘れることなく、新しい『伊藤沙莉』をよりお届けできるように一生懸命精一杯頑張っていきたいと思います」と宣言する。

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■「身に余る…」

吉岡は『ハケンアニメ！』『島守の塔』での熱演を受けての受賞だが、「女優賞とかをいただくことが、身に余る…」と恐縮気味。

「昔ご一緒した監督さんには『後ろの美術より色がないから目立ってくれ』と言われ、すぐ近くにいるスタッフさんには『吉岡さーん！』と気づかれないことがありまして…多くの方々のおかげでやっと立たせていただいているという気持ちが強くて。このような賞をいただけること、本当に感謝しております！」と微笑む。

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■共演時は一緒にワークショップ

伊藤と吉岡は2015年公開の映画『幕が上がる』で共演済み。「20歳のときに映画でご一緒させていただいた吉岡里帆ちゃんとこういった賞を受賞できてうれしい！」と伊藤が言えば、「思い出して泣きそうになっちゃったんですけど。20歳ぐらいのときに一瞬にワークショップを受けて、同じホテルで寝泊まりしていて。懐かしいな、すごい時間が経ったんだな」と吉岡もしみじみしてしまう。

そんな吉岡は、「映画に出させていただいたことで人と出会い、いつも背中を押してもらっている。そして、作品に出てくるキャラクターたちが強く強く成長させてくれる」といい、「応援してくださる方、『一緒に作品を撮れるような人間でいたい』という気持ち…皆様へのリスペクトを持って、これからも頑張っていきたいと思っております」と感謝を述べていた。

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（文／Sirabee 編集部・たつき あつこ　写真・HIRO）