杉村太蔵、首相の領収書問題で選管に意見も… デーブは「空欄はダメ」と異論
岸田首相の白紙領収書問題で、「大問題でもない」などと選挙管理委員会の責任論を展開する杉村太蔵。しかし、共演者から異論も…。
岸田文雄首相の白紙領収書問題に、元自民党議員で薄口政治評論家の杉村太蔵が、27日生放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)でコメント。「大問題でもない」「訂正すれば充分」などと指摘し、選挙管理委員会の責任にも言及した。
■公職選挙法違反の疑いも…
岸田首相は昨年の衆院選において、選挙管理委員会に提出した選挙運動費用収支報告書に、宛名や但し書きが空白の領収書が98枚も添付されていた公職選挙法違反の疑いが週刊誌報道で発覚。
番組がこの話題を扱うと、杉村は「問題であることは間違いない」としながらも「大問題かって言ったら大問題でもない」「修正して、訂正すれば充分だなって」と指摘する。
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■選挙管理委員会の責任論も
理由については、「総理の選挙関係の書類じゃないですか? これが、選挙管理委員会も受け取ってるんですよ」「この領収書で、宛名も空白で、そんなに大問題だったら、98枚も空白だったら『これちょっと、書類に不備があるので書いてきてください』って(言うべき)」と説明。
その後も、「僕はね、候補者がまずしっかりやらなきゃいけないんですけど、選挙管理委員会も国民に代わってチェックをしてほしいと思います」と続け、前日の読売テレビの番組同様、選挙管理委員会の責任にも言及したのだった。
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■しかし共演者は…
これに対し、弁護士で元東京高裁判事の細野敦氏は、「太蔵さんはそう言うけど、やっぱ宛名と但し書きがないと、誰が何に使ったかわからないから」「それが98枚もあるとなると、ちょっと法律を軽視していると言わざるを得ない」など、首相サイドの問題を指摘。
だが、杉村は「何で選挙管理委員会はチェックしないんですかね?」と重ねて質問し、「こっちももん…」と「問題」と言いかけたところで発言を中断した。
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■デーブ・スペクターも疑問
しかし、番組レギュラーのデーブ・スペクターからも「一般の企業は空白・空欄はダメなんですよ」と、細野氏同様、杉村の見解に対し異論が上がる。
また、デーブは「大体、公職選挙法で(政権の)足を引っ張るじゃないですか? 毎回? あえて空白にする理由がわからない」とも続け、白紙があること自体に疑問も呈している。
不祥事が相次ぐ岸田政権だけに、この問題もまだまだ議論されそうだ。
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(文/Sirabee 編集部・玉山諒太)