セブン商品の表示に「致命的ミス出現」と思いきや… まさかのファインプレーに感動
セブン-イレブン店頭で見かけたパスタ商品に、見落としがちな違和感が…。その正体に、ツッコミの声が寄せられているのだ。
人はみな幼少期、たとえばブランコを譲り合って遊ぶ際などに「順番」という概念と、その重要性を理解するもの。
人間が生み出したものの多くにはこの「順番」というルールが適用されているが、以前ツイッター上ではセブン-イレブンの商品名をめぐる「順番」について、ツッコミの声が寄せられていたのをご存知だろうか…。
画像をもっと見る
■セブンのパスタ、何かがおかしい…?
まず注目したいのは、とあるツイッターユーザーが投稿した1件のツイートで、こちらの投稿には「カマンベールとゴルゴンゾーラのペンネじゃないですか?」と疑問の文章が綴られており、添えられた写真を見ると、そこには「カマンベールとペンネのゴルゴンゾーラ」という一風変わった名前をしたパスタ商品の姿が。
商品名に違和感を覚えた記者がセブン店頭に向かうと、残念ながら前出のゴルゴンゾーラ(ペンネ?)商品は見つからなかったものの、同シリーズと思われる商品を発見。
商品名を確認すると、やはりこちらも「海鮮具材とペンネのアラビアータ」と、中央に「ペンネ」を据えた名称となっていたのだ。確かに「海鮮具材とアラビアータのペンネ」という名前のほうが、一般的な気がする…。
関連記事:「天才の発想」 セブン新商品の焼きそば、見た瞬間食べたくなると話題に
■「セブン気付いてない?」とツッコミ相次ぐ
前出のツイートは、投稿からわずか数日で1.5万件以上ものRTを記録するほど話題となり、他のツイッターユーザーからは「私も同じこと思ってました…」「脳がバグりそう」「全く気づかず買ってたけど、言われてみればその通りだわ」「セブン担当者は気付いてないのか…?」などなど、共感の声やツッコミが多数寄せられていた。
そこで今回は件の商品名の詳細をめぐり、セブンを展開するセブン&アイ・ホールディングスに詳しい話を聞いてみることに。
関連記事:セブンの人気商品で作る“バター飯”が禁断の旨さ これは一度は試すべき
■セブンのミス…ではなかった
取材に際し、まずは今回話題となった「法則性」を持つセブンプレミアム商品シリーズについて確認したところ、前出のゴルゴンゾーラとアラビアータに加えて「パンチェッタとペンネのジェノベーゼ」が存在すると判明。それぞれ、昨年の9月13日週以降から発売となったそう。
商品名決定の経緯について担当者は「それぞれの違いを『ソースの種類』で表現しています」と前置きしつつ、「商品名の組み立てにつきましては『具材+ペンネ』『ソースの種類』の順で組み立てました。お客様が商品をご覧になった際、ひと目見てどのようなソース・味なのかか分かりやすくお伝えできればと思い、このような商品名になりました」と、説明してくれたのだ。
その他のセブンプレミアム商品を見ても、商品名の「後半」に当たる大字部分は「ねぎ塩豚タン」「ジューシー鶏つくね」といった具合に、商品の特徴がひと目で分かるワードが登場している。
話題となったパスタは「ペンネ」シリーズのため、3商品とも「ペンネ」を強調してしまっては、ひと目見た際に他商品との差別化が図りづらい…という事情があったのだろう。今回のセブンによるひと工夫は、「ときには定石となる順番を改めたほうが利用者にとって有益である」という事実を体現した、貴重な一例と言える。
・合わせて読みたい→スーパーで発見した謎の粉、強烈な違和感が… 値札の「5文字」にツッコミ相次ぐ
(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)