ガスト史上初のコース料理、ハンバーグが最高 中のチーズには「仕掛け」が…
ガストで発売中の「感動ハンバーグコース」。絶大な人気を誇っているようで…。
「ハンバーグで感動したこと、ありますか?」──。ガストのメニュー表に意味深なキャッチコピーが踊っている。現在、ガストではコース料理を販売中だ。
発売から1ヶ月経ち、ネット上では魅了される人が続出していて…。
画像をもっと見る
■ガスト初のコース料理
11月24日から、全国のガストで「感動ハンバーグコース」がスタート。同メニューはミシュランガイド東京で4年連続一つ星を獲得した「sio」のオーナーシェフである烏羽周作氏とコラボしたもの。
前菜の「シュリンプサラダ~ナッツとフルーツ~」、スープの「コーンポタージュ~フライドオニオンをのせて~」、メインの「感動ハンバーグ~トリュフ香るポテトチーズクリームIN~」とライスorソフトフランスパン、最後にデザートの「グラスショートケーキ」が出てくる。お値段は税込み1,869円で、提供期間は11月24日~来年1月18日まで。(※提供期間は予定。予告なく販売を終了する場合がある)
ちなみに、ガストでコース料理は今回が初めてだ。
関連記事:なぜ商品化しない? 仰天クオリティなハンバーガー味わえる「ブロンコビリー」
■ネット上では絶賛する声
発売から約1ヶ月、ネット上では絶賛する声が続出。「ファミレスでこのクオリティのハンバーグはあり得ないレベル」「デミソースだけでどんぶり茶碗何杯でも食べれる」「予想以上にボリューム満点で2,000円いかないのはすごい」「ガストのコースのハンバーグ、マジ感動」など、メインのハンバーグに魅了される人の声が多数見受けられる。
記者は、幼少期からハンバーグが大好物。もちろん、ガストのハンバーグも大好きで、大学生の頃は週1で同店の「チーズINハンバーグ」を食していた。
それだけに今回のコース料理、食べないわけにはいかない。遅ればせながら12月中旬に「感動ハンバーグ」を食したところ、衝撃を受けるのであった。
関連記事:お弁当やおつまみの味方 「スターゼンの冷凍食品」売れ筋トップ10
■コース料理を食べると…
注文すると、最初にサラダとスープが運ばれてくる。サラダは大きめの海老、チキンにキウイ、グレープフルーツが入っている。あっさりしたドレッシングとフルーツの酸味がよく合う。
スープはコーンたっぷりで、フライドオニオンの風味が効いて濃厚だ。前菜を食べたところでメインのハンバーグが到着。
見た目は目玉焼きが乗ったハンバーグなのだが、ナイフを入れると中からチーズが一気に出てくる。九州産の黒豚を使った合い挽き肉で非常にジューシー。
濃厚なデミグラスソースともよく合う。中にはポテトチーズクリームが入っているのだが、じゃがいもの甘みが感じられて堪らない…。
目玉焼きを潰すと、全体的にマイルドになりつつコクが加わり、ご飯を食べる手が止まらない。中盤から少し味が変わったことに気付く。ポテトチーズの中に入ったトリュフの香りがいい感じに溶け出し、さらなるアクセントとなったのだ。
予想外の「仕掛け」に驚きつつ、完食。デザートのショートケーキも生クリームといちごのバランスがちょうどよく、最後まで飽きることなく食べられた。
コース料理と聞いて、てっきり一つ一つの料理が少ないのではないかと思ったが、大食いの記者がお腹いっぱいになるほど、ボリューム満点だった。
関連記事:ガスト店舗の研修生、名札に謎の4文字が… 予想外な正体に「かわいすぎる」の声
■すかいらーくが明かした「反響」
まさに「感動」と題すのにふさわしいコース料理はいかにして生まれたのか。すかいらーくホールディングスに問い合わせた。
「コロナ禍を経て、一回の外食機会の重要度がより高まっていると感じております。 ファミリーレストランは様々なメニューのバリエーションがある点が強みの一つですが、 より専門性や体験価値を高めたメニューをご提供することにより、そのメニューを目当てにご来店いただく機会を増やしていきたいと考えております。普段とは違ったガストを感じていただける特別なメニューとして、ガスト初となるスペシャルコース仕立てにチャレンジいたしました」(すかいらーくホールディングスPR担当)。
たしかに通いなれたガストなのに、特別感を味わうことができた。約1ヶ月経ったが、売れ行きは好調のようで…。
「大変な反響をいただいており、販売数も当初の予定を上回り好調に推移しております。 『感動した!』というコメントや画像をSNSにあげていただくお客様も多くいらっしゃることを大変嬉しく思っております」(前出・PR担当)。
コース料理でありながら、変に肩肘張らずに食べられるのも人気になった理由の一つだろう。販売終了まで約1ヶ月。これは食べないと損するぞ。
・合わせて読みたい→ガスト店舗の研修生、名札に謎の4文字が… 予想外な正体に「かわいすぎる」の声
(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)