冬なのだから仕方ないのに… 約3割の人が繰り返される言葉にイライラ
気温が下がるとしきりに「寒い、寒い」と言い始める人は、体が温度変化に対応できていないのもしれない。
いよいよ本格的な冬を迎えたが、気温が下がると急に「寒い」を連呼する人は身近にいないだろうか…。
■寒い寒いとうるさくてイライラ
Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女1,000名を対象に実施した調査では、全体で33.4%の人が「冬だから寒いに決まっているのに、何度も寒いという人にイラッとしたことがある」と回答した。
なお男女別に見ると、男性は36.8%、女性は30.0%という結果になっている。
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■じっとしているから余計に寒いのでは…
編集部が話を聞いた40代の女性は、「主人がとても寒がりで、少しでも気温が下がると1人で寒い寒いとうるさいんです」と語った。
「私は朝から家事をしてバタバタと動き回っているのに、ボーっと座って寒いと言うので、“動けば寒くなくなるよ”と言いたくなります」と不満な様子だった。
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■イライラさせないよう気を付けている
若い頃から冷え性だという50代の女性は、「冬は手足が冷たくて、全身に体温が行き渡っていないような感覚で、常に寒さに震えています」と述べた。
「ふとした瞬間に口をついて寒いと言いそうになるのですが、あんまり言うと主人が不機嫌になるので…」とイライラさせないように気を付けているという。
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■「寒暖差疲労」による不調
健康機器の開発・販売などを行うオムロンヘルスケアのHPによると、「寒暖差疲労」というものがあるそうだ。大きな気温の変化に体がついていかず、体温を一定に保つために過剰にエネルギーを使うことで疲労が蓄積している状態で、季節の変わり目や、室温の急激な変化には注意が必要だという。
変化に対応できないと、頭痛やめまい、肩こり、食欲不振などの肉体的な不調だけでなく、自律神経の乱れによるイライラ、不安などの精神的な不調も引き起こすことがあるようだ。何度も「寒い、寒い」と言う人の中には、体が温度変化に対応できていない人もいるのかもしれない。
同HPでは、寒暖差疲労を蓄積させないために、バランスの良い食事や、質の良い睡眠などにより体のリズムを整え、適度な運動や、ゆっくりと湯船に浸かることなどを勧めている。
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(取材・文/Sirabee 編集部・蒼羽 結)
対象:全国10代~60代男女1,000名 (有効回答数)