引退した「ポルノ探知犬」が死去 200件以上の性犯罪を捜査したベテラン
特殊な能力を持った警察犬が、数々の性犯罪を解決。見つかった「証拠品」に驚きの声も…。
URLという名前の引退した「ポルノ探知犬」が、犯罪者を探し出す人生に幕を下ろし、ハンドラーの家で安らかに息を引き取ったという。『KSL』『Mirror』などの海外メディアが報じている。
■電子機器の探知を訓練
URLというユニークな名前の犬は、ユタ州ウィーバー郡の保安官事務所で、電子ストレージを専門的に検出するために訓練された4番目の警察犬だった。
彼はそのユニークな能力から、別名「ポルノ・スニッフィング・ドッグ(ポルノ探知犬)」とも呼ばれており、これまでに多くのニュースで取り上げられてきた実績があるそうだ。
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■あり得ない押収物の数々
URLがこれまでに見つけてきた証拠品には、キーホルダーを装ったUSBドライブ、離乳食に瓶に隠されたマイクロSDカード、本の中に隠された携帯電話などさまざまだ。
そして発見した証拠品の中身は、児童の性的搾取資料、または性的虐待資料のデジタルデータなどが最も多かったという。
しかもURLは、児童の性的搾取というストレスに直面する警察官や、警察の捜査に怯える子供たちにも、感情的なサポートを提供していたという。
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■引退後はハンドラーと同居
URLは引退後、ハンドラーを務めていたキャメロン・ハートマン刑事とともに暮らしており、昨年の12月30日にほぼ8歳で天寿を全うした。
ハートマン刑事はURLの死後、ソーシャルメディアに別れの手紙を投稿し、彼の死に対する悲しみをつづったという。
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■驚異的な能力に驚きの声
URLは、これまでに200件以上の捜査に関わった。彼がいなければ多くの証拠が見過ごされていたままになっていただろうと、司法長官室はコメントしている。
またSNS上では「どうやって電子機器を嗅ぎ分けているのだろう」「隠された証拠品の数々はどれも発見困難に思えます」などのコメントが寄せられている。
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)