車の窓ガラスが凍った時、「やってはいけないこと」　寒波襲来前に知っておきたい

今週は全国各地で厳しい寒さに見舞われることだろう。こうした寒い日は、車のフロントガラスが凍ることがある。

氷を取り除く際、やってはいけないことが…。

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■数年に一度の寒波

20日17時時点での天気予報によれば、今週火曜日（24日）から水曜日（25日）にかけて数年に一度レベルの寒気が流れ込み、全国的に極寒となる。日本海側では大雪が予想され、関東地方でも雪が降る可能性があるという。

こうした日に車に乗った際、フロントガラスが凍結し、前方が真っ白になっていた経験をした人は多いはず。そんな時、お湯をかけて溶かす人もいることだろう。

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■ネット上では疑問の声も…

氷にお湯をかけることの効果は疑うまでもなく、いまさら説明不要。

ただ、ネット上では「熱いお湯かけると外との気温差ですぐ凍りついちゃう」「車の整備士の人にお湯はダメって言われた」「経験上、熱湯かけてもすごく寒い時はあまり効果ないからやめたほうがいい」「エンジンつけて時間かけて溶かすのが正解だと思う」など、そうしたやり方に疑問を抱く人の声も見受けられる。

車のフロントガラスにお湯をかけることに、デメリットは存在するのだろうか。

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■ガラスメーカーに聞くと…

真相を確かめるため、国内のあるガラスメーカーに聞いたところ、「ガラス（自動車のフロントガラス等）が凍った際、お湯をかけることは急激な温度差によりガラス破損につながる可能性があり、全く推奨いたしません」という答えが返ってきた。ガラスに使われる素材によって多少異なるかもしれないが、お湯をかけるのは控えたほうが良さそうだ。

では、フロントガラスが凍ってしまったらどうすればいいのか。「天候、気温、氷結の状況によって条件が異なるため、一概に責任を持ってお伝えすることはできませんが、それぞれの自動車の取扱説明書に従っていただければと思います。例えば、エアコンによる暖気で時間をかけて解凍いただくことなどが最も一般的ではないでしょうか」（前出・国内のガラスメーカー）。

メーカー側としても、「これは絶対にやったほうがいい」とは言えないのだろう。

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■カー用品店には様々なアイテムが…

ただ、フロントガラスが凍るのを防ぐ方法はある。カー用品店では、凍結した窓ガラスに吹きかけることで解氷を促す解氷スプレー、解氷成分が含まれたウォシャー液など優れたアイテムが売られているのだ。

熱々に沸騰したお湯ではなく、こうしたアイテムを使ってもいいかもしれない。寒波襲来に備えて、車の凍結対策を徹底したいところだ。

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（取材・文／Sirabee 編集部・斎藤聡人）