理想の自分像への憧れや葛藤も… 約8割の人が抱いたことがある思いとは
この人には勝てないと思う相手は、意外と身近にいるようだ。
ふとした瞬間に気付かされた才能や器の大きさや包容力に、「あぁ、この人には勝てないな」と思ったことがあるという人は意外と多いようだ。
■この人には勝てないという相手がいる
Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女1,686名を対象に実施した調査では、全体で82.9%の人が「自分はこの人には勝てないという相手がいる」と回答した。
なお男女別に見ると、男性は82.6%、女性は83.2%という結果になっている。
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■ミスを責めず代わりに謝罪
編集部が話を聞いた30代の男性は、「現場で大きなミスがあったのですが、取引先の担当の方が状況を確認しながら淡々と処理を進めてくれて…」と語った。
作業者側のミスだったのだが、工程を確認していた自分にも責任があると、迷惑を掛けた先に事情を説明し一緒に頭を下げてくれたそうで、感謝するとともに、この人には何をしても勝てないと思ったという。
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■忙しくても明るいムードメーカー
職場の先輩には絶対に勝てないと思うという30代の女性は、「私のグループのリーダーで6つ歳上の女性の先輩は、いつも明るくメンバーを引っ張り、どんなに忙しいときでもイライラしているところを見せないんです」と述べた。
上手くいかずに煮詰まっていた際には、気分転換にとコーヒーをごちそうしてもらったこともあったそうで、「部下を持つ立場になったときに、私にもあんなふうに振る舞うことができるだろうかといつも考えさせられます」と語った。
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■なりたいけれど届かない理想の自分
誰かに対してこの人には勝てないなと思うとき、その人物の中に、なりたいけれどまだ届かない理想の自分像を見ているのかもしれない。
勝ち負けも、優劣に関する感覚や基準も、理想と掲げる自分像も人それぞれ。勝てるわけがないと卑屈に受け止めず、自分の身近にいる素晴らしい存在に少しでも近づけるようにと思うことで、理想の自分に近づいていけるのではないだろうか。
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(取材・文/Sirabee 編集部・蒼羽 結)
対象:全国10代~60代男女1,686名 (有効回答数)