男性が松屋に通う理由、女性とのギャップ大きすぎる 「女性の支持率0%」世代も…
「3大牛丼チェーン」の一角を占める松屋を語る上で、外せない存在がみそ汁。こちらを目当てに訪れているユーザーの割合は…。
「3大ギタリスト」や「三英雄」といった称号が存在するように、我われ日本人は数字の3に関連したカテゴライズを好む傾向がある。
「3大牛丼チェーン」といえば、やはり吉野家、松屋、すき家の名が挙がることと思うが、今回は「人々が松屋に通う理由」について考察したい。
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■いずれも異なる魅力が
オールドスタイルかつクラシックな牛丼が楽しめる吉野家、定食メニューにも力を入れている松屋、既存の発想にとらわれないアバンギャルドな丼メニューが充実したすき家…といった具合に、互いの強みとなる要素が上手く分散している3大牛丼チェーン。
「どの店が一番好きか」というのは個々人の好みによるが、前出のいずれかの要素に魅力を感じて特定のチェーン店に頻繁に通っている…という人は少なくないだろう。
今回検証したいのは、松屋における「みそ汁神話」の真実についてである。
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■「みそ汁つくから松屋行く」って本気?
ピックアップした3店の中で「デフォルトのみそ汁」がつくのは松屋のみ。丼メニューや定食メニューだけでなく、みそ汁との相性が完全に未知数な期間限定メニューにもセットとしてついてくるのが特徴的だ。
2020年、21年にはジョージアのソウルフードであるシュクメルリにフィーチャーした「シュクメルリ鍋定食」が販売されて人気を集めたが、その際にもみそ汁は当然のような顔つきで定食の脇をガッチリ固めていた。
こうした松屋のみそ汁にかける愛情はユーザーにも広く認知されており、知人らと「どの牛丼チェーンが好きか?」という話題が上がった際に「みそ汁がついてるから松屋」と答える「松屋みそ汁ガチ勢」を目にした人も少なくないはず。
…しかし冷静に考えると、松屋のみそ汁はそこまでアドバンテージになり得るのだろうか…? 個人的には「あれば助かる」くらいの名脇役といった評価であり、「無性に松屋のみそ汁が飲みたくなったので、今日のランチは松屋にする」などの決断を下した記憶はない。
そこで今回は、全国の男女600名を対象として「松屋のみそ汁」に関する調査を実施することに。その結果は…。
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■男女でこんなに差があるのか…
「『みそ汁が無料だから』という理由で松屋に行ったことがある」と回答した人は、全体の14.5%と判明。わずか2割にも満たず、みそ汁が決定打となって松屋ヘビーユーザーに開眼した人は、実際には少数派なようだ。
なお、年代別の回答を見ると10代、20代は17.6%が松屋のみそ汁を愛好しており、この辺りは「食べ盛り」や「懐事情」といった要素が関連していると思われる。
30代になると支持率が5ポイント低下するも、40代では18.7%に上昇。その後は50代が11.8%、60代が2.8%と極端に低下しており、こちらの推移もなかなかに興味深い。
また性別ごとの回答を見ると、男性は25.3%が「みそ汁無料」が決め手となった経験がある一方、女性でそうした経験がある人物はわずか4.5%と判明。
そして男性の10代、20代は最大となる38.7%もの人物が「経験あり」と回答しているのだが、同年代の女性は「経験あり」が0%となっており、性別ごとの評価の違いに、改めて驚かされた思いだ…。
次に松屋で食事をする際は、目の前のみそ汁と本気で向き合ってみたい。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)
対象:全国10代~60代男女600名 (有効回答数)