日本人の2割超、ローソンの「本名」知らなかった 80年前の呼び名に思わず驚き…
日本人なら誰もが知ってるコンビニ「ローソン」だが、英語表記となるとどうだろう。じつは2割以上が、つづりを勘違いしており…。
「青と白を基調とした看板のコンビニ」と聞けば、誰もがすっと頭に思い浮かべるローソン。なくてはならない頼れる存在として、日々の生活をサポートしてくれている。
日本人にとってローソンという概念が「もはや常識」であることに異論はないかと思うが、ローソンの「英語表記」となると、どうだろうか…。
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■全く意味が異なる「law」と「low」
英語に苦手意識を持っている人にとって鬼門となりがちなのが「L」と「R」のコンビ。
単語の意味や、かろうじて「カタカナ英語」での発音を覚えていても、いざ回答用紙に答えを記入しようとした際に「L」と「R」が頭の中で混じり合い、正しいスペリングをど忘れてしまった…という経験はないだろうか。
「L」と「R」の陰に隠れがちだが、「A」と「O」でもこうした事象は起こりやすい。例えば「law」と「low」はそれぞれ「ロウ」(ロー)と、よく似たカタカナ表記となるが、前者は「法」、後者は「低い」という意味のため、単語を勘違いすると文脈が理解できなくなってしまう。
そこで今回は、名前に「ロー」を冠した我らのコンビニ「ローソン」の正しい英語表記を、どれほどの人が認識しているか、アンケート調査を実施することに。
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■「Lawson」と「Lowson」どっちが正しい?
今回の調査では、全国の10〜60代の男女1,000名を対象に「ローソンの英語表記はどちら?」という設問を用意。選択肢はもちろん「Lawson」と「Lowson」の2つである。
果たしてどのような回答結果になるか、全く予想がつかなかったが…蓋を開けてみると、全体の76.5%が正しい表記「Lawson」を選択していたと判明したのだ。
年代別の回答を見ると、10代から50代にかけて年代が上がっていくにつれ正答率が上昇していくも…残念ながら60代でガクッと減少。60代の正答率は全年代で最も低い67.7%であった。
とはいえ、それでも7割近くが「正しい英語表記」を認識している当たり、流石はローソンの知名度といったところか。
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■ローソンの「名前の由来」に驚き…
今回はさらに一歩踏み込んで、ローソン広報に「ローソンの名前の由来」について尋ねてみる。するとローソンのルーツは元々、1939年に米国オハイオ州にてJ.J.ローソン(Lawson)氏が営んでいた牛乳販売店であると判明。
同店は「ローソンさんの牛乳屋さん」として新鮮で美味しい牛乳が地域の評判を呼び、毎朝多くの人々が牛乳を求めてやって来たという。ローソン氏はその後「ローソンミルク社」を設立して日用品などの生活必需品も販売するようになり、事業を拡大していく。
現在の「ローソン」というチェーン名や、看板の「ミルク缶」デザインが誕生した背景には、こうしたエピソードが秘められていたのだ。
そして、日本でローソンが初めてオープンしたのは1975年(昭和50年)6月14日のことで、記念すべき第1号店は大阪府豊中市の「桜塚店」だという。
なお、今回の調査で「Lowson」派が少なからず存在したのは、前出のような「A」と「O」の混同のほか、人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの影響もあるのでは…と、個人的には考えている。
というのも、同作の第4部には「オーソン」という名前のコンビニが存在し、こちらのつづりは「Owson」となっているのだ。ローソンは過去に『ジョジョ』とコラボし、店舗にて実際に「Owson」の看板を掲げたこともあるため、そうしたエピソードを知っている人には「ローソンの表記はo」というイメージが刷り込まれているのかもしれない。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)
対象:全国10代~60代男女1,000名 (有効回答数)