鳥羽周作シェフ本気のパスタ「ホタルイカと菜の花のプッタネスカ」が絶品 一度は真似したい
鳥羽周作シェフが作る春を感じる「ホタルイカと菜の花のプッタネスカ」。本気のパスタを実際に作ってみたら…。
ミシュランガイド東京2020から4年連続一つ星店「sio」のオーナーの鳥羽周作シェフ。YouTubeチャンネル『鳥羽周作のシズるチャンネル』では、フライパンひとつで完結するパスタ「ワンパンシリーズ」をいくつも投稿しており、料理初心者にも優しいレシピを数々披露している。
そうした中、「春を感じる一つ星シェフの本気パスタ」と題してホタルイカと菜の花のプッタネスカを投稿。手間も材料もいつもとは違った“ガチ”のレシピに驚いた記者だったが、はたしてどれほどおいしいのか実際に作ってみた。
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■ホタルイカと菜の花のプッタネスカの材料
材料(2人前)
・パスタ(1.7mm) 80g
・菜の花 6本
・ホタルイカ 80g
・にんにく 1片
・アンチョビ 1切れ
・ ケッパー 8g
・ブラックオリーブ 10g
・トマトソース 70g
・ピュアオリーブオイル 適量
・エクストラバージンオリーブオイル 適量
・パルミジャーノレッジャーノ 8g
・ミックスハーブ適量(ディル・セルフィーユ・イタリアンパセリなど。バジルを使用)
ホタルイカは目とくちばしと軟骨を処理。にんにくは細かいみじん切りに。ブラックオリーブとケッパーは粗みじん切りにしておく。なお、春を感じる上で重要な菜の花は、近所のスーパーで手に入らなかったため冷凍のものを使用している。生のものが使用できるのが理想ではあるが、冷凍の菜の花でも十分おいしかったぞ。
また、記者はあまりハーブが得意ではないためバジルのみを使用。ハーブ好きの人はたっぷりと使おう。
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■食材の旨味をソースに吸わせる
フライパンににんにくとオリーブオイルを入れ、アンチョビはオイルに触れないようフライパンの奥に入れて火にかける。にんにくが色づいてきたらアンチョビを合わせ、ホタルイカを投入する。
パスタの鍋には1%の塩を入れて茹で始めると効率がいいぞ。
ホタルイカが「パチパチ」と音を立てて軽く炒まってきたら、ブラックオリーブとケッパーを加える。さらに香りが立ってきたらトマトソースを加えて混ぜ、パスタの茹で汁を入れてソースを伸ばす。
このレシピではトマトソースが少なめなので、茹で汁で適宜調整し、ソースにホタルイカの旨味をしっかりと吸わせるようにしよう。
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■菜の花はしっかりと焼き色をつける
もう一つフライパンを用意して、多めの油で菜の花を焼いていく。しっかりと焦げ目をつけるのがポイントなのだが、焦げ目がなかなかつかないという人は、鍋のフタで押さえつけて焼くとやりやすい。なお今回は冷凍のものを使用しており焦げ目がつかなかったため、一度電子レンジで温めてから水気を取り、その後フライパンで焼いている。
パスタが茹で上がる直前で、炒めて食べやすいサイズにカットした菜の花を入れる。パスタはお湯を切りすぎないようにしてフライパンに入れ、ソースの水分量を茹で汁で調整しつつ、少量のエクストラバージンオリーブオイル、パルミジャーノ・レッジャーノ、ハーブを入れて混ぜ合わせ、器に盛り付けて仕上げのエクストラバージンオリーブオイルをかけたら…
鳥羽シェフの本気パスタ「ホタルイカと菜の花のプッタネスカ」の完成だ。気になる味は…
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■オトナな味わいで「ガチ」でおいしい
ホタルイカの旨味、ハーブの香り、そして菜の花と苦味と香ばしさが複雑な味のソースと絡み合ってオトナな味わい。冷凍の菜の花でもこんなにおいしいのだから、生を使えたらきっともっとおいしかったはず…。トマトソースも少量なのでトマト感が全面に出ておらず、複雑な旨味や酸味が存分に感じられる一品だ。今回は菜の花で作ったが、なすやほうれん草で作ってみてもおいしそう。
普段のワンパンパスタと比べると材料費も調理の難易度が跳ね上がるが、 それに見合ったおいしさがあるのでぜひ作ってみてほしいぞ。
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■ワンパンパスタもおすすめ
鳥羽シェフ本気の「ホタルイカと菜の花のプッタネスカ」もおいしいが、洗い物が少なく手軽なワンパンパスタもおすすめ。
シンプルなトマトパスタをはじめ、Sirabeeではこれまで鳥羽シェフのワンパンパスタシリーズをレビューしているので、こちらもチェックしてほしいぞ。
■鳥羽シェフ本気のパスタ
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(取材・文/Sirabee 編集部・二宮 新一)