大谷翔平選手を襲った打撃妨害 「大谷選手卑怯になった」「嫌い」と一部で勘違いの声も…
ヤンキース戦に出場した大谷翔平選手が「打撃妨害」に見舞われた。ネットでは打撃妨害急増の原因を探る声の一方でとある「勘違い」も…。
ロサンゼルス・エンゼルスに所属する大谷翔平選手が19日(現地時間18日)、ニューヨーク・ヤンキース戦に2番DHで先発出場。第3打席に「打撃妨害」で出塁するシーンがあり、ツイッター上で一時「打撃妨害」がトレンドワードになった。
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■ミットに触れ不完全なスイングに…
第1打席は先制点となる見事なツーランホームラン、第2打席は空振り三振に終わっていた大谷選手。
5回の第3打席、ヤンキースの3番手・マリナッシオ投手の投じた4球目をスイングすると、打球は3塁方向のフライに。その瞬間、大谷選手はバットがキャッチャーミットに触れたことをアピール。即座に審判はキャッチャーの「打撃妨害」と宣告し、大谷はキャッチャーをとがめる様子もなく笑顔を浮かべたまま1塁に出塁した。
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■その3日前にも「打撃妨害」
16日(現地時間15日)に行われた対ボストン・レッドソックス戦でも「打撃妨害」に関するワンシーンがあった。この日3番指名打者で先発出場した大谷選手は2回の第2打席、スイングしたバットがキャッチャーミットに触れる打撃妨害で出塁している。
その後第3打席では一時決勝打となるタイムリーヒットを放つも、8回にエンゼルスリリーフ陣がレッドソックス打線につかまり逆転負け。
…ちなみにこの逆転シーンのきっかけになってしまったのも「打撃妨害」で、この回エンゼルスのタイス捕手は1イニングに2回打撃妨害を犯すという不運に見舞われている。
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■「選択権が発生」
大谷選手の出場試合で偶然連発してしまった「打撃妨害」。これについて元プロ野球審判員の坂井遼太郎氏は、17日に更新した自身のYouTubeで詳しくルールについて解説している。
同氏は「たとえ空振りしても、(スイングした)バットがミットに当たったら妨害が成立する」という基本ルールの他、「じつは打撃妨害のあった際は、プレイも続けられる。プレイを生かすのか、打撃妨害をとるのか。その選択権が発生します」と、打撃妨害発生直後に長打を放った際などのケースを紹介。ファンから「わかりやすい」と反響が上っていた。
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■一部で大谷選手を批判する声も…
この一週間で突如ネット上を騒がせた「打撃妨害」。ツイッターでは、「打撃妨害多すぎん?」「今季長めにしたバットも影響している」「ピッチクロックのせい?」と状況分析する野球ファンたちの声が数多く上っている。
一方で、妨害されたのは大谷選手側だが、それを取り違えてしまったのか「大谷選手卑怯になった…?」「大谷さんその打撃妨害きらい。やめて」というコメントも散見されている。