阪神・大竹耕太郎が開幕から無傷の5連勝 雨の試合も「逆に元気が出るくらい…」

阪神タイガース・大竹耕太郎投手が開幕から無傷の5連勝を上げ、岡田彰布監督の指揮官としての通算600勝目を飾った。

2023/05/17 14:00


阪神タイガース

脚の上げ方や腕の振り方。その投球フォームは、読売巨人軍や福岡ソフトバンクホークスなどに所属し、米大リーグ・レッドソックスでもプレーした岡島秀樹投手に、どこか似た雰囲気を感じさせる。

現役ドラフトでソフトバンクから阪神タイガースへ移籍した大竹耕太郎投手が開幕から無傷の5連勝を飾り、チームをけん引している。


 


 

■雨でも精度落ちず

13日に本拠地・甲子園球場で行われたDeNA戦。試合前から降り続く雨で、回を追うごとにグラウンドの状態は悪くなる一方だった。それでも、得意のチェンジアップを軸に、左腕から繰り出すボールの精度が落ちることはなかった。

「砂漠に生えている植物をイメージして投げた」。試合後、大竹投手はユニークなコメントを残している。

ぬかるむマウンドに気持ちが萎えるどころか、むしろ「天からの恵み」に感謝しながら、セ・リーグ首位打者の宮﨑敏郎や4番を打つ牧秀悟ら右の強打者が居並ぶ強力打線に挑んだ。


関連記事:三村マサカズ、相方・大竹一樹とWBC観戦 「やっぱりその並び」

 

 

■愛称「大雨降太郎」もお気に入り

特筆すべきは、与えた四球がわずか1つだったこと。抜群の制球力で6回を96球にまとめ、被安打4、1失点と試合を作り、リーグトップの5勝目を挙げた。この日は、2安打3打点と大暴れした新外国人ノイジーとともにお立ち台に上がる。

「雨だから嫌じゃなくて、逆に雨だから元気が出るくらいの気持ちで投げました」。

じつは雨には少なからず縁がある。今シーズン初の先発登板を予定していた4月5日の広島戦(マツダ)が降雨中止となり、同15日のDeNA戦(横浜)も雨で流れた。

「雨柳さん」の異名を持つエース青柳晃洋投手に続く雨男の登場に、SNSでは名前をもじった愛称が続出。中でも「大雨降太郎」は本人もお気に入りのようだ。


関連記事:大谷翔平、試合中に“らしくない姿”で注目集める 「苦手なモノをやっと見つけた」

 

 

■岡田監督「驚いています」

試合後の勝利監督インタビューで、岡田彰布監督は早大の後輩でもある大竹投手について、「すごいですね。驚いています」と白い歯をのぞかせた。7−2の快勝劇で飾った今季19勝目は、岡田監督が指揮官として手にした通算600個目の白星だ。

大竹投手はお立ち台から4万2,000人を超える大観衆に向け、「節目の勝利をプレゼントできたことはうれしく思う。監督を胴上げするため、これからも全身全霊で投げたい」と力強く語った。

育成からはい上がり、新天地でまばゆいばかりの光を放ち続ける背番号49。次回の先発予定は、20日の広島戦だ。今季初勝利を挙げた相手を同じ甲子園球場で迎え撃ち、昨年未勝利から自己最多のシーズン6勝目を目指す。


関連記事:阪神・村上頌樹、完全試合を前にまさかの降板 岡田彰布監督の采配に賛否の嵐

 

 

■執筆者プロフィール

前嶋光太郎:1970年島根県出身。幼い頃からスポーツや芸能の世界に興味を持ち、高校ではミスタータイガース・掛布雅之氏にあこがれて甲子園を目指した。

大学卒業後は新聞社に就職。警察や行政などを担当した後、スポーツ記者として野球やゴルフ、テニスなどを中心に取材。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の取材が転機となり、プロ野球の魅力を伝えたいと2010年にフリーへ転身した。現在は大阪を拠点に、しばらく中断していた執筆活動を2022年末から再開している。

・合わせて読みたい→阪神・村上頌樹、完全試合を前にまさかの降板 岡田彰布監督の采配に賛否の嵐

(取材・文/Sirabee 編集部・前嶋光太郎

阪神タイガース サウナMOKU【Amazonでチェック】

阪神タイガースDeNA福岡ソフトバンクホークス読売巨人軍ボストン・レッドソックス岡田彰布岡島秀樹牧秀悟宮﨑敏郎レッドソックス大竹耕太郎ノイジー青柳晃洋
シェア ツイート 送る アプリで読む

人気記事ランキング