100円ショップに潜むフニャフニャ綿棒… 「硬派」な1本探すため商品を徹底比較
ダイソーに行くと20種以上もの綿棒があるが、どれが一番「硬い軸」を持っているのか。全部耳に突っ込んで比較してみた。
100円ショップに行くと多種多彩な綿棒がある。しかし、「なんだこのフニャフニャは…」と軸の柔らかさに残念さを覚えることはないだろうか。記者はめちゃくちゃある。そこで全商品を購入し、軸の硬さ、柔らかさを調査するという地味ながら価値ある調査を行うことにした。
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■硬派な綿棒を探して…
100円ショップダイソーに行くと、20種近い綿棒がある。赤ちゃん用、メイク用、ペット用、さらにはブラック綿棒、丸みが大きい綿棒、ぬれてる綿棒、耳かき付き綿棒まで多種多彩だ。
100円程度で購入できるだけで大変ありがたいことなのだが、記者は個人的に軸が硬い綿棒が好きである。「ああ、そこそこ」と耳掃除をしている際、軸がぐにゃーっと曲がってくるとテンションが下がるのだ。そんな強く掃除するなよ…という声もあるとは思うが、今回は硬派な綿棒を探すため全部を耳に突っ込んだ。
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■人気そうな「9種類」を比較
調査するため、同店で9種類の綿棒を購入。売り場においてあった赤ちゃん用はきっと柔らかいだろうということで一部商品は省いた。
内訳は、丸いプラスチックケースに入っている物が6種、袋詰されているものが3種である。
それぞれ2本取り出し、1本は指でしなるかどうかのチェック、さらにはもう1本は耳掃除を行って硬さに問題ないかを独自に計測した。硬度計など不要。我が耳を頼りにするのだ。
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■軸がだいぶ柔らかいタイプは3種
では結果を発表する。
まずだいぶ柔らかい“ソフト綿棒”は3種。片方がみみかきになっている個包装タイプの「みみかきコットン付綿棒」、名前が妙にかっこいいパルプ配合素材の「バガスパルプ配合抗菌綿棒」、そして「赤ちゃんでこぼこ綿棒」だ。
どれも耳に入れてかきかきするとぐんにゃり軸が曲がってしまい、指のパワーがすべて伝わらない。メイク用や赤ちゃんの耳・鼻掃除、さらには肌が弱めの人に向いてそう。剛ではなく柔で掃除をする優しみあふれる手触りである。
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■中間くらいの硬さを持つ3種
続いて、剛柔ちょうどいい具合の“オーソドックス綿棒”が3種。
丸みが大きくふわふわ感がある「スゴふわっ綿棒」、こちらも丸みが大きい「シャワー綿棒」、丸みが平均サイズの「紙軸めんぼう」だ。それぞれ本数が80本、110本、200本と差があり、綿棒先端のサイズが大きいほうが本数が少ない。
どれも軸はしっかりしており、記者の耳掃除には問題なしだが、ちょっと力を入れると適度にしなってしまう。これくらいの硬度が好きな人もいると思うが、もっと硬いやつが個人的には好きだ。
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■こいつは硬いぜ…記者オススメ綿棒は3種
最後は、記者が大推薦する強靭な硬さを持つ“ハード綿棒”が3種。
パッケージに“軸が特殊加工だから強い”と書いてある「日本製こだわり綿棒」、250本入という大容量の袋詰め系商品「プラ容器を減らした環境にやさしい紙軸綿棒<詰替え用>」、そして個包装タイプの「紙軸めんぼう」だ。
「紙軸めんぼう」は、プラスチックケースに入ったバージョン、個包装バージョンともに素材も生産元も同一なのだが、なぜか個包装のほうが硬さを感じる。記者の勘違いかもしれないが…たしかに我が耳は個包装を選んだのだった。
と、すべてのレビューが終わったが、最も軸がハードで、かつ本数が多かった袋詰め系商品「プラ容器を減らした環境にやさしい紙軸綿棒<詰替え用>」が最もイチオシな商品だと感じた。
柔らかいのが好き、硬いのが好き、個包装が好き…とそれぞれ好みはあると思うが、よかったら参考にしてみてほしい。
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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)