皇治、まさかの引退撤回に賛否も… 「MMAは楽勝」「本職みたいなんもん」
皇治が2日、都内で行なわれたRIZINの会見に出席。引退撤回とMMA転向を宣言した。
■最終目的は…
「マルコメとやってからMMAをやるという順番が逆になっただけ。ボクシング引退とかキック引退ではなく、MMAをやってマルコメとやる。MMAをやってからキックをやるのもキックへの恩返しになる。必ずマルコメを引っ張り出す」とあくまでも最終目的はメイウェザー戦であることを強調した。
これを聞いた榊原CEOは「キックからMMAに転向するのはかなり厳しいし恥をかくことになります。皇治が恥をかく覚悟ができれば、7月でも9月でも、大みそかでも」と皇治の準備状態を見極めた上で、試合を組むようだ。
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■アンチを挑発
前日まで引退を宣言していただけに、SNSでは「嘘つき」「引退しろ」と非難の声がある一方、「良かった」「頑張って欲しい」との声も上がっており賛否両論だ。
そんなファンに対して皇治は「MMAは楽勝! 本職みたいなんもんや(笑)。人生に正解な生き方なんかない。自分がの好きなように挑戦する。最後に俺が全て回収して笑ってやる。アンチのみんなも皇治劇場に付き合ってくれて掌で転がってくれてありがとな」と笑顔。
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■格闘技界の未来を危惧
また「マルコメとは京セラドーム大阪でやる!」とかねてから「東京ドームより京セラでやりたい」と話していただけに、メイウェザーとの殴り合いの舞台を京セラドーム大阪に指定した。
皇治は那須川天心と武尊の試合が組まれたらとき「これで格闘技界のバブルが弾けるのは間違いない」と格闘技界の未来を危惧しており、『THE MATCH 2022』への出場も見送っている。
「アンチがいればいるほど燃える」タイプなだけに、皇治の新たなチャレンジにも注目したい。
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■執筆者プロフィール
どら増田:1973年神奈川県横浜市出身。幼い頃に初代タイガーマスクに衝撃を受けてからプロレスや格闘技を見続けている。同じく幼い頃から見ていたプロ野球は紆余曲折を経て2010年からオリックス・バファローズを応援。
音楽やエンタメ、グルメなどのイベントプロデュースの仕事をしていたが、2014年からスポーツライターの道へ。
横浜在住にもかかわらず京セラドーム大阪を中心にオリックスを現場取材する傍ら、新日本プロレスやスターダム、RIZINなどプロレス・格闘技の現場取材をしつつ多媒体で執筆している。
2018年にはスカイAで放送されたオリックス山本由伸と当時はキックボクサーだった那須川天心の神童対談実現に尽力した。ペンネームの由来はレジェンドレスラー藤波辰爾のドラゴンから来ており、取材を通じて藤波本人から公認を貰っている。
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(取材・文/Sirabee 編集部・どら増田)