ジャニーズを本気で目指した男が今の心境を告白 「性加害問題に関しては…」

ジャニー喜多川さんの「性加害問題」が波紋を呼んでいる。そんな中、かつてジャニーズを本気で目指した男が今の思いを口にして…。

2023/06/03 04:15


ジャニーズ

ジャニーズ事務所の元社長・ジャニー喜多川さんが生前行っていたとされる「性加害問題」が波紋を呼んでいる。連日、メディアでも取り上げられ、ネット上では厳しい声も見受けられる。

そんなジャニーズに強い憧れを抱き、かつて本気でアイドルを目指した男性はいま、何を思うのか。話を聞いてみると、意外な言葉が飛び出して…。

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■ジャニーズに履歴書を送り続け…

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今回、取材に応じてくれたのは霜田明寛さん。まだ男性ファンの存在が広く知られていなかった2009年に「ジャニオタ男子」として週刊誌に登場。2019年には『ジャニーズは努力が9割』(新潮社)を出版し、幅広いジャニーズへの知見を生かし、テレビ番組に出演したり、雑誌に寄稿している。

霜田さんはかつてジャニーズ入りを志願し、ジャニーズJr.のオーディションを受けたこともある。ジャニーズに憧れたきっかけを聞いた。

「始まりはSMAPでした。僕が小学校4~5年生の頃、1995年の中居正広さんのドラマ『味いちもんめ』(テレビ朝日系)や、96年の木村拓哉さんのドラマ『ロングバケーション』(フジテレビ系)など、SMAPは話題のドラマに出演し、波に乗っていました。バラエティ番組『SMAP×SMAP』(同系)や『愛ラブSMAP!』(テレビ東京系)を見て、カッコいいだけでなく、面白さも兼ね備えたアイドルがいるんだと衝撃を受けたんです」(霜田さん、以下同)。

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ジャニーズへの憧れを強めていき、高校1年生の時に初めて自分でジャニーズに履歴書を送ったという。返事は来なかったが、諦めず毎年のように送り続けた。大学1年生の時、大きなチャンスが訪れて…。

「4通目の履歴書を送ったところ、2004年に放送されたジャニーズJr.のバラエティ番組『Ya-Ya-yah』(テレビ東京系)の企画で行われた公開オーディションに呼ばれたんです。その頃、僕は18歳でした。後になって知ったのですが、同じ会場には、Hey! Say! JUMP・山田涼介さんやA.B.C-Z・橋本良亮さんがいました。当時、橋本さんを見て、とてもかわいい男の子がいるなと思ったのを覚えています」。


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■オーディションの裏話

芸能事務所のオーディションと聞くと、大勢の前で一人一人自己紹介したり、特技をアピールするイメージがあるかもしれない。ジャニーズのオーディションはどのように行われたのか。

「会場には200人くらいいて、小学生や中学生が多かったです。変にピリピリした雰囲気はなく、隣の子達と『どこから来たの?』『(ジャニーズで)誰が好きなの?』など、他愛ない話をしました。まず、ダンスの審査がありましたが、僕の時はタッキー&翼の『夢物語』の振り付けを練習しましたね。何組かグループに分かれて覚えた振りを披露した後、就活の自己PRのようなカメラテストがありました」。

オーディション会場には「あの人」の姿もあったという。「ジャニー喜多川さんがいました。自ら名乗ったわけではありませんが、当時テレビで『掃除のおじさんだと思ったらジャニーさんだった』など、ジャニーさんに関するエピソードを聞いていたので、会場にいる他の子も気付いていましたね。小柄な男性で、会場にいた子に声をかけることなく、時々手に持ったメモに何かを書き込んでいました」。

オーディションの結果はどうだったのか。霜田さんは、「合格、不合格どちらの連絡もありませんでした。オーディション後、はっきりと『2週間後に結果を伝えます』とは言われず、『すぐに呼ばれなくても(連絡を)待ってください』と言われました。20年経ちましたが、今も電話を待ち続けていますよ(笑)」と笑顔を見せる。

残念ながら、ステージで歌って踊るという夢は叶わなかったが、その後もジャニーズタレントのインタビューや、出演舞台のパンフレットの編集なども担当。「ジャニーズに学ぶ仕事術」や「ジャニーズに学ぶ教育術」のようにジャニーズとビジネス、教育を関連させた企業講演も行うなど、今も子供の頃から大好きなものの魅力を伝える仕事をしている。


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■「性加害問題に関しては…」

霜田さんがオーディションを受けた後も、多くのグループがCDデビューし、たくさんの人を魅了してきたジャニーズ。だが、最近は創業者であるジャニーさんが生前行っていたとされる「性加害問題」で世間を騒がせている。

かつて、ジャニーズを本気で目指した身として、一連の騒動についてどう思うかを聞いた。

霜田さんは、「性加害問題に関しては、もし事実であれば、ある程度世間から批判されるのは仕方ないと思いますが、本質ではない部分を見て、バッシングする人も多い印象を受けます。政治家や活動家の方など、自分達の目的のため、都合の良い形で彼らを利用しているようにも見える人がいるのは、少し残念です」と表情を曇らせる。

ネット上では、ジャニーさんの件を一括りにして、ジャニーズタレント全体を批判する声も見受けられる。霜田さんは、そうした流れに警鐘を鳴らす。

「ジャニーズタレントのエンターテイメント性や彼らが培ってきた努力まで批判されるのはおかしいと思います。それらと性加害の問題は、切り離して考えるべきです。テレビに出ているジャニーズタレントに対して、『性加害についてコメントせず、ヘラヘラするな』と批判するのは的外れでしょう」。


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■タレント達の「決意表明」

今後、ジャニーズタレントはどんな方向に進めばいいのだろうか。

「ジャニーさんの件がクローズアップされる前ではありますが、今年1月に上演された『JOHNNYS’World Next Stage』で、タレント達の決意を垣間見ました。もともと、この舞台の演出はジャニーさんが手掛け、滝沢秀明さんが引き継いでいましたが、今年は東山紀之さん、堂本光一さん、井ノ原快彦さんの3人が担当しました。亡くなって4年経ち、ジャニーさんのことを知らないJr.も入る中、今後ジャニーズは伝統を引き継ぎながらもどう革新していくかという決意表明をエンターテイメントで見事に表現しており、素晴らしい舞台でした。今回の騒動でバッシングを受ける前からタレント達は変わろうとしていたので、その方向の延長線上に進んでいってほしいです。すべてのタレントたちがこの騒動に関して直接言及する必要はないと思っているので、動揺するファンの気持ちに対しては、素晴らしいエンターテインメントを創ることで返答してくれたらうれしいです」(霜田さん)

ジャニーさんが将来を夢見る少年達の心を傷つけていたのであれば、断じて許されることではない。しかしながら、厳しい状況下でも変わろうと努力するタレント達に心無い批判を浴びせる行為が、果たして正しいと言えるだろうか──。

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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人

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