原因は気圧の変化アリ? 4割以上の人が“雨の時期”に感じている体調不良とは…

雨が続くとなんとなく調子が悪くなる…、そんな症状に悩まされている人は意外と多いようだ。

2023/06/11 05:15


母親と子供
(monzenmachi/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

いよいよ到来した梅雨。ジメジメして気持ちが晴れないどころか、目に見えて不調を感じるという人も。



■雨で体調が崩れがちに

Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女1,000名を対象に実施した調査では、全体で47.6%の人が「雨が続くと体調が崩れがちになりつらい思いをしたことがある」と回答した。

気象病

なお男女別に見ると、男性は38.6%、女性は57.1%という結果になっている。どうやら、女性のほうが不調を感じる人が多いようだ。


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■長雨が続くと体がだるい

編集部が話しを聞いた20代の女性は、「ここ数年、長雨が続くと体がだるくて気分があがらなくなるなと感じていて、ジメジメして薄暗い天気のせいかと思っていました」と語った。

雨の時期の体調不良だけでなく、寒暖差でアレルギーが出やすいそうで、季節ごとに悩まされている不調に悩みつつ、これからも自分に合った解決方法を模索していくつもりだという。


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■梅雨や台風の季節になると頭痛が

原因不明の不調に悩まされていたという40代の女性は、「時折、頭痛や倦怠感がひどいことがあって、原因が分からなかったのですが、気象病という症状があると知って腑に落ちました」と述べた。

体調を崩すのは梅雨の季節や秋口の台風の頃が多く、気圧の変化が影響しているかもしれないと知ってからは体調管理がしやすくなったという。根本的な解決はしていないが、うまく付き合っていくしかないと語った。


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■その正体は「気象病」

気象が変化することにより起きるさまざまな体の不調は「気象病」と呼ばれており、中でも、気圧の変動により頭痛、神経痛、めまい、耳の不調、気分の落ち込みなど多岐にわたって起きる痛みや気分障害に関するものを「天気痛」という。

天気痛を引き起こす原因は内耳にあると言われている。気圧変化によって体内の水分バランスが乱れて血管が拡張し神経を圧迫、それを内耳が敏感に感知することで、自律神経の乱れや痛みなどの様々な不調を引き起こしているというのだ。

薬品会社のHPでは、耳周りの血流をよくするため、ホットタオルなどで温めたり、耳を回すマッサージをしたりすることで天気痛の症状が起こりにくくなることもあると勧めている。

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(取材・文/Sirabee 編集部・蒼羽 結

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2023年5月15日~2023年5月17日
対象:全国10代~60代男女1,000名 (有効回答数)
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