ハーラートップ山下舜平大、新人王に向けてバク進中 森友哉離脱は痛くも好調継続【週刊バファローズ】
先々週から5連勝と好調のオリックス。オールスターを首位で折り返すためにも負けられない戦いが続く。
■宗佑磨「最高の結果に…」
第2戦はオリックスがコットン、北海道日本ハムはオリックスキラーの上沢直之が先発。ローテーションの狭間とあってオリックスはブルペンデーとなったが、いざという場面を考えて、山崎福也をベンチ入りさせた。
しかし、コットンが3回を無失点に抑えると、中継ぎ陣も見事な1失点リレーを見せ、試合は宗佑磨の勝ち越し打で逆転勝利。苦手な上沢から勝利をしただけではなく、カード勝ち越しを決めた。
試合後、勝ち越し打を放った宗は「自分のやるべきことをやるだけだと思って、積極的に初球からいこうと思っていましたし、最高の結果になってくれてよかったです。今シーズンはなかなか打撃で貢献できてないので、今日みたいにいい場面で一本打てたらと思います」と今季はなかなか打撃面で貢献出来てない自分自身を奮い立たせていた。
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■森友哉が登録抹消
3戦目はオリックス先発の山岡泰輔が3回2/3を投げ、被安打7、奪三振4、失点5というらしくない投球で降板。
山岡は「ストライク、ボールがはっきりとしてしまう投球になってしまいましたし、なんとか粘り強く投げていきたかったのですが、修正することが出来ませんでした」と反省していたが、チームはこの日から一軍に合流したT−岡田のタイムリーで一時は2点差まで迫ったものの、一気に勝ち越すことは出来ず、連勝は5で止まった。
この3連戦では2戦目に森が走塁の際に、左ハムストリングスの筋損傷でリリーフカーに乗せられて退場。登録を抹消されている。ここまでチームを引っ張って来ただけに、チームにとってはかなり痛いが、焦らずにしっかり治してもらいたい。
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■負けられない戦い続く
今週は今日から東京ドームで、5日から6日までは楽天生命パーク宮城で東北楽天と3連戦を行う。
初戦はハーラートップを狙う山崎福也が先発だ。8日はほっともっとフィールド神戸、9日は京セラで埼玉西武戦と下位のチームとの連戦が続くだけに、オールスターを首位で折り返すためにも負けられない戦いが続く。
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■執筆者プロフィール
どら増田:1973年神奈川県横浜市出身。幼い頃に初代タイガーマスクに衝撃を受けてからプロレスや格闘技を見続けている。同じく幼い頃から見ていたプロ野球は紆余曲折を経て2010年からオリックス・バファローズを応援。
音楽やエンタメ、グルメなどのイベントプロデュースの仕事をしていたが、2014年からスポーツライターの道へ。
横浜在住にもかかわらず京セラドーム大阪を中心にオリックスを現場取材する傍ら、新日本プロレスやスターダム、RIZINなどプロレス・格闘技の現場取材をしつつ多媒体で執筆している。
2018年にはスカイAで放送されたオリックス山本由伸と当時はキックボクサーだった那須川天心の神童対談実現に尽力した。ペンネームの由来はレジェンドレスラー藤波辰爾のドラゴンから来ており、取材を通じて藤波本人から公認を貰っている。
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(取材・文/Sirabee 編集部・どら増田)