約6割の人が“目の日焼け”を経験 「目に症状が出るとは思っていなかった」
強い日差しの中で過ごす場合は、目の紫外線対策もしたほうがいいかもしれない。
肌への紫外線対策はしているが、目は気にしていなかったという人もいるのではないだろうか。
■日差しの強い場所では目が痛くなる
Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女1,000名を対象に実施した調査では、全体で61.4%の人が「日差しの強い場所で目が痛くなりつらい思いをしたことがある」と回答した。
なお男女別に見ると、男性は55.5%、女性は67.1%という結果になっている。
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■運動会の観覧で目が充血
編集部が話しを聞いた30代の女性は、「小学校の運動会の観覧をしたときに、日差しの強さで目が日焼けしたようになってしまって、2〜3日充血が引かず痛い思いをしました」と述べた。
顔や体にはしっかり日焼け止めを塗ったが、目を痛めることは考えていなかったそうで、それ以来、長時間強い日差しの中にいるときにはサングラスやUVカットレンズの眼鏡をかけるなど対策をしているという。
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■雪山の照り返しが思ったより強くて
雪山の照り返しで目を痛めたという30代の男性は、「昨年末、家族でスノーボードをしたのですが、うっかりゴーグルを忘れてしまい、目が痛くて大変な思いをしました」と述べた。
大して強い日差しではなかったので大丈夫だと思ったそうだが、実際に滑ってみると想像以上に眩しくて、ホテルに戻る頃には目がショボショボしていたという。「幸い、ホテルでゴーグルを購入できたので、次の日はつけて滑りましたが、目の痛みが数日続いてしまいました」と振り返った。
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■角膜は炎症が起こりやすい
大正製薬のHPによると、眼球の表面にある角膜は、肌と同様に強い紫外線をあびると炎症が起こりやすいのだそう。紫外線による角膜の炎症は「目の日焼け」と呼ばれ、「雪目」としても知られている。目の充血や涙目のような症状を引き起こす「紫外線角膜炎」といった急性のものに加え、白目部分の組織が異常をきたす「翼状片」のように慢性的に症状が進行するものもあるという。
同HPでは、「目の日焼け」を防止するために、帽子や日傘、サングラスや眼鏡などを利用して紫外線をなるべく浴びないように気を付けるとともに、炎症などの症状が見られるときには、濡れタオルや保冷剤などでまぶたを冷やし、目を休めるなどし、痛みが強い場合は医療機関を受診することを勧めている。
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(取材・文/Sirabee 編集部・蒼羽 結)
対象:全国10代~60代男女1,000名 (有効回答数)