江川卓氏、プロ野球・ベストナイン賞の選出方法を疑問視 「基準がみんな違う」
江川卓氏がベストナインの選出方法が記者投票となっていることに不満を吐露。チャンネルスタッフとバトルも。
■記者の基準は…
首を傾げて話を聞いていた江川氏は「でもそれはね、そうなってくると沢村賞の話は、成績は上の人が選ばれないで、2番目の人が選ばれたのは、次の日の記事に人格に値しないって。それならそれでいいよ」とコメント。
そして「この場合だってさ、岡本くんがサードの人格に値するけどファーストには値しないみたいになるよ。割れたらダメだから、やっぱり決めておかないとダメだと思うよ」と話す。
続けて「これだったらファーストで岡本くんを選ぶもん。サードでもひょっとしたら岡本くん。でも宮崎さんかな、打率で。でもさ、その基準がみんな違うわけじゃん、記者の人はね。これも難しい話だな、問題が提起されるよね」と指摘した。
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■沢村賞の話も
江川氏は沢村賞が記者投票で決められていた時代に「人格に値しない」として獲得できず、同僚の西本聖氏が選ばれたことに言及し、「西本が選ばれておもしろくないというふうに考えたことは1回もない。西本が沢村賞に値するなら2人出せばよかったなと」と振り返る。
そのうえで「それは単に新聞記者の人が僕に入れたくないからでしょ、おもしろくないって感情でしょ。あいつ気に食わないから入れないってことでしょ。気に食わないのとプレーは関係あるのかっていう話」とコメント。
その後も江川氏は「ベストナインの選出方法」について異論を述べていた。
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■ベストナインは記者投票
ベストナインは「全国の新聞、通信、放送各社に所属して5年以上プロ野球を担当している者」が投票権を持つと定められている。
かつて沢村賞も記者投票だったが、1981年に最多勝と最優秀防御率のタイトルを獲得した江川氏が「人格」を理由に落選し、2番手の成績だった西本氏が受賞したことをきっかけに、選考委員による選出に改められた。
今回江川氏が指摘したベストナインの問題点に、コメント欄では「記者投票は納得できない」「江川さんに賛成」「明確な基準がないのはおかしい」などと納得の声が上がっていた。