ボジョレー・ヌーヴォーを解禁日に飲んだ経験がある? 「世界で最初に飲める国」としてブームとなるも…
間もなく解禁日を迎えるボジョレー・ヌーヴォーだが、航空運賃の高騰などの影響で、販売価格も値上がり傾向にあるようだ。
2023年は11月16日に解禁日を迎えるボジョレー・ヌーヴォー。華々しくカウントダウンが始まり、日付が変わると同時に乾杯してグラスを傾ける、そんなイベントが各地で行なわれてきたが、今年はどうだろうか。
■ボジョレー・ヌーヴォーは解禁日に飲む
Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女1,000名を対象に実施した調査では、全体で2.1%の人が「ボジョレー・ヌーヴォーは解禁日に飲むことにしている」と回答した。
なお「解禁後少ししてから飲む」と回答した人は9.9%、「飲まない」と回答した人は88.0%という結果になっている。
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■以前は解禁日に飲んでいたけれど…
編集部が話しを聞いた40代の男性は、「20年くらい前、結婚してしばらくは毎年夫婦で解禁日に飲んでいましたが、子供が生まれてから飲まなくなり、今ではとくにボジョレーを意識することはないですね」と述べた。
販売店の売り場を見ていると、新酒の解禁に向けて盛り上がっているようにも感じるが、実際に解禁日に飲むと回答した人は意外と少ないようだ。
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■バブル景気真っ只中の1980年代後半に流行
そもそも、ボジョレーブームはいつ頃始まったのだろうか。「ボジョレー・ヌーヴォー」とは、フランスのボジョレー地区でつくられたその年の新酒ワインのことで、日本に空輸され始めたのは1980年頃だという。
日本は時差の関係から、11月の第3木曜日に定められた解禁日を世界で最初に迎えることができるため、バブル景気真っ只中の1980年代後半に、「世界で最初にボジョレー・ヌーヴォーが飲める国」として大々的にキャンペーンを打ち出し、各地で「解禁パーティー」が開かれたのが流行の始まりなのだそう。
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■昨年は航空運賃の高騰で価格も過去最高に
それから今日まで、毎年キャッチコピーとともにキャンペーンが展開され、話題となってきたボジョレー・ヌーヴォー。しかし、昨年はロシアのウクライナ侵攻に伴う航空運賃の高騰などで、販売価格も過去最高を記録している。
各社、ペットボトル容器を利用したり、航空便ではなく船便を使ったりと、コスト削減のための取り組みを行っており、2023年は値下げを発表しているメーカーもあるようだが、販売価格がどうなっているのか気になるところだ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・蒼羽 結)
対象:全国10代~60代男女1,000名 (有効回答数)